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Aside
蒼汰には二人で食事って言われたのに、何でその店にお連れ様がいるの？
しかも、何か聞いたことのある名前
日向佳音…んー、どこだっけ？
「…ぁ、中学の時、蒼汰が好きだった佳音ちゃん？」
「…//…し、知ってたんですか？」
「蒼汰とよく喋ってたのよ。恋の相談とかされて」
「もういいだろ、こんなところで。母さん、座ろう」
座って、とりあえず赤ワインを頼んだ
メニューは蒼汰がオススメで、と店員に言ってて、少し大人びた蒼汰がかっこよく見えた
「で、どういうことなの？」
「実は、佳音からメールが来て、付き合うことになって、初デートの時にプロポーズしたんだ。指輪はもう渡して、籍だけは入れようって決めたんだ」
「えぇっ⁉ 籍だけはって、どういうこと？」
「今の俺の状況考えたら、式なんて到底無理だし、休みだって月に一回くらいしかないから、式は先伸ばそうって決めたの」
「…まぁ、籍だけならいいのかもしれないけど、佳音ちゃんはこれでいいの？」
「二人で決めたことなので、文句は言えません。早いうちにウエディングドレスは着たかったけど、我慢します。ファンがどう思うか分からないけど」
そうか、ファンの気持ちもあるよね
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作者名：ちーこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chi-ko/
作成日時：2017年4月14日 20時
