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第九章 ページ10

今日も私は仕事。

だが、私の視線は5分おきに店の入り口へと向いてしまう。


…重症だな、これは。

彼の名前が聞けたから、って浮つきすぎてるんじゃないの。

危機感を覚えながらも、その癖は止めることができず。


鹿「…店長、また見てる。」

『わ、鹿立くん!

……ばれてた?』

鹿「だって結構頻繁に見てるよ、入り口。

店長気づいてないかもだけど。

でも、そんな毎日猫カフェ来る男は少ないと思うけどなぁ。

相当猫が好きか、ニートか以外は。」

『うぅ…。』

まぁ、そうなんだよね。

知ってる情報といえば、名前だけだもん。

ここに来てくれることしか、会うすべがないわけで。

『…そういう鹿立くんは、なんでここ働きだしたの?』

ふいに浮かんだ疑問。

鹿「俺ですか?」

『うん。』

鹿「…面接の時に言いませんでしたっけ。」

『ごめん、よく覚えてない。』


鹿立くんは、「店長覚えるの苦手ですもんね」と痛いところをぐさりとさしてから、


鹿「猫が…、というか動物が好きなんですよ。

この歳になってもたまに動物園行きますし。

たまに、小さな子からおじさん呼ばわりされますけど。」

と苦笑い。

『やっぱり、ここは男の人動物好きしか来ないか〜…。』

多分チョコがなつくぐらいだから猫は好きなんだろうと思うけど。

相当な動物好きとニート……。


『うーん…。』


鹿「まぁ、そんな思い悩むことでも無いんじゃないですか?





…来てほしい人、来てくださったみたいですし。」

『え?』

すいっ、と細い指先で鹿立くんが示したのは、


入り口から入ってくる二人の男性だった。

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黒兎(プロフ) - 夏宮星歌さん» 私もグラデ推しですかね……。あの色気がたまりませんっ (2017年4月15日 21時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
夏宮星歌 - ぽわんぽわんさん共感ありがとうございます! (2017年3月18日 23時) (レス) id: c7b934967b (このIDを非表示/違反報告)
夏宮星歌 - 黒兎さんの推しは誰ですか?私は全松好きですが特にグラデ松です! (2017年3月18日 23時) (レス) id: c7b934967b (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - ぽわんぽわんさん» ありがとうございます!次回作でもイケメンになるように頑張ります!(●´ω`●) (2017年3月5日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 夏宮星歌さん» いっ、イケメンになってましたか!私の一松くんフィルターはそんな感じにかかってるので……。妄想ぶち込んだ甲斐がありましたww (2017年3月5日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒兎 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2016年12月20日 21時

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