第五章 ページ6
一松side
…何あの顔。
困ったような顔が、少しだけ赤かった気がする。
見間違い、と言われたらそれまでだが、
一「…本当に赤かったら期待するよな。」
彼女が出来ることを「来世」と言い続けた自分が、「期待」なんて言葉を今世で使うとは思わなかった。
確認できなかったのは残念だったけれど、それでも俺の中は充足感で満ちていた。
目下のパフェに視線を落とす。
…俺のために、作られたもの。
なんて考えてしまったら、頬が緩んでしまう。
まぁ、所詮、客と従業員の関係なんだから、客のためにもてなしてるというのが恐らく正しい答え。
それでも、いい。
今はそれでも…。
…いや、でも、やっぱりそんな関係じゃなくても俺だけのために…。
「にゃあん」
「何考えてんだ、お前」とでも言うように、チョコというらしい猫が俺を見上げて一声鳴く。
一「…別に、何も。」
そう言って、パフェを口に運ぶ。
程よい甘さのクリームが、舌の上でほろりと溶けた。
一「…あんま。」
呟いてから、また二口目を猫のスプーンで掬い取った。
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黒兎(プロフ) - 夏宮星歌さん» 私もグラデ推しですかね……。あの色気がたまりませんっ (2017年4月15日 21時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
夏宮星歌 - ぽわんぽわんさん共感ありがとうございます! (2017年3月18日 23時) (レス) id: c7b934967b (このIDを非表示/違反報告)
夏宮星歌 - 黒兎さんの推しは誰ですか?私は全松好きですが特にグラデ松です! (2017年3月18日 23時) (レス) id: c7b934967b (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - ぽわんぽわんさん» ありがとうございます!次回作でもイケメンになるように頑張ります!(●´ω`●) (2017年3月5日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 夏宮星歌さん» いっ、イケメンになってましたか!私の一松くんフィルターはそんな感じにかかってるので……。妄想ぶち込んだ甲斐がありましたww (2017年3月5日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒兎 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2016年12月20日 21時