第一章 ページ2
心地よいドアベルが開く音。
私――桜城 Aは反射的にそちらを見やった。
こげ茶色のぼさぼさの髪に、濃い紫色のパーカー。
猫背で、気だるげに半分に閉じられた瞳。
…まるで猫みたいな人、っていうのが第一印象。
男の人、1人の入店は珍しいな…。
あぁ、いけないいけない。店長の私がこんなんじゃ他の皆に示しつかないじゃん。
慌ててお客さんに近づくと、彼はひょいっと近くにいた猫を抱き上げた。
『…って、あれチョコじゃん!
ひっかいたりしなきゃいいけど…。』
チョコはうちの猫カフェの猫、なんだけど。
お客さんは尚更、私にさえ触られるのを嫌う。
お陰で何回この手を傷つけられたか…。
――でも、その考えは愚問で。
一「…。」
「にゃあ」
あの茶色の気まぐれは、大人しく彼に撫でられている。
『あれ?
チョコが人に抱かれるのを嫌がらないなんて…。』
気が付けばこう言葉を発していて。
振り返って驚いたような顔をする紫の彼と、初めて目を合わせたのだ。
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黒兎(プロフ) - 夏宮星歌さん» 私もグラデ推しですかね……。あの色気がたまりませんっ (2017年4月15日 21時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
夏宮星歌 - ぽわんぽわんさん共感ありがとうございます! (2017年3月18日 23時) (レス) id: c7b934967b (このIDを非表示/違反報告)
夏宮星歌 - 黒兎さんの推しは誰ですか?私は全松好きですが特にグラデ松です! (2017年3月18日 23時) (レス) id: c7b934967b (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - ぽわんぽわんさん» ありがとうございます!次回作でもイケメンになるように頑張ります!(●´ω`●) (2017年3月5日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 夏宮星歌さん» いっ、イケメンになってましたか!私の一松くんフィルターはそんな感じにかかってるので……。妄想ぶち込んだ甲斐がありましたww (2017年3月5日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒兎 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2016年12月20日 21時