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Prologue ページ1

からんからん…


暫く息を止めていたが、苦しくなってぷはっと息を吐き出した。


一「……遂に来てしまった。」


目の前には猫、猫、猫…。

…猫好きの俺にはまさに天国というべき猫カフェにやってきたのだ。

沢山の種類の猫がいる、という嬉しさと、男一人でこんなところに来て変な目で見られないよな?という相変わらずのネガティブ思考が作動する。


ポケットから財布を取り出し、中身を確認。

寂しくなるような薄い財布の中には、小遣いを暫く貯めたおかげか千円札が2、3枚入っていた。

…まぁ、1時間は居れるか。


近くにいた茶色のスコティッシュフォールドを抱き上げると、にゃあ、と嬉しそうに鳴いた。



『あれ?

チョコが人に抱かれるのを嫌がらないなんて…。』

凛とした声。

びっくりして声の方を見ると、1人の女性店員が立っていた。

彼女はしまった、とでも言うように頬を少し赤らめて、


『あぁ、すみません。

この子チョコって言うんですけど、人に触られるのをすごく嫌がるんですよ。

私にもめったに触らせてくれなくって。

だから…、つい。』


そして、猫を見て頬を緩ませ微笑んだ。



――どくんっ、と心臓の血液が押し出される音。

彼女の熱が伝染したかのように、俺の頬も熱くなっていくのが分かる。

鼓動の音は鳴り止むことを知らず、更に速度をあげていく。



…確か、クソ松にだったか聞いた事がある。


初めての相手なのに、心臓の音が五月蠅くて仕方がないときは、



――それは恋に堕ちた瞬間なんだって

第一章→



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黒兎(プロフ) - 夏宮星歌さん» 私もグラデ推しですかね……。あの色気がたまりませんっ (2017年4月15日 21時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
夏宮星歌 - ぽわんぽわんさん共感ありがとうございます! (2017年3月18日 23時) (レス) id: c7b934967b (このIDを非表示/違反報告)
夏宮星歌 - 黒兎さんの推しは誰ですか?私は全松好きですが特にグラデ松です! (2017年3月18日 23時) (レス) id: c7b934967b (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - ぽわんぽわんさん» ありがとうございます!次回作でもイケメンになるように頑張ります!(●´ω`●) (2017年3月5日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 夏宮星歌さん» いっ、イケメンになってましたか!私の一松くんフィルターはそんな感じにかかってるので……。妄想ぶち込んだ甲斐がありましたww (2017年3月5日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒兎 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2016年12月20日 21時

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