初めて見る北山さん ページ8
「…すてき。」
Ki「ほんと、藤ヶ谷はすげーよ。」
藤ヶ谷さんのサプライズは本当にすごかった。
Ki「Aちゃんも藤ヶ谷のみたいなプロポーズ好き?」
「…あれはされて嫌な人いないと思います。」
Ki「べた褒めだね。」
「藤ヶ谷さんすごいですね。」
Ki「…あいつはキングだからなー…あーあ、どうせならもうちょっと俺が上位の時のを見てほしかったな…なんかすっげー悔しいんだけど。」
少し拗ねているような雰囲気でそう言う北山さん。
いつも私に優しくしてくれて、すごく大人な北山さんの見たことない一面が見られてなんだか少し嬉しくなった。
「北山さん。」
Ki「なに?」
「私は北山さんのも素敵だと思いましたよ?」
Ki「…ほんとに?」
「はい、ほんとです。」
Ki「ありがと……そろそろ寝よっか!」
北山さんはそう言ってテレビを消して立ち上がる。
「あの、ソファーお借りしてもいいですか…?」
Ki「え?何言ってんの?ほら、こっちこっち。」
北山さんは私の手を優しく引いて寝室へ。
Ki「Aちゃんはここで寝て?」
「でも…北山さんは…?」
Ki「ん?俺はソファーで寝るよ。」
「だめです!私がソファーで…」
Ki「だーめ!Aちゃんはこっちでゆっくり休んで?」
「やです…」
Ki「やなの?意外と頑固だなぁ…」
そんなことを言いながら笑っている北山さん。
私からすればとっても優しくしてくれる家主を差し置いて、私がベッドで寝るなんて絶対にダメだと思っているのに。
Ki「じゃあさ、ここで一緒に寝ても良い?」
「え…?」
Ki「ここで一緒に寝るか、俺がソファーで寝るかどっちか選んで?」
「……一緒に寝ます。」
Ki「え?ほんとに?」
本当に驚いたような北山さんに私はうなずく。
Ki「じゃあAちゃん先に壁側にどうぞ。」
「失礼します…。」
Ki「ほんとにいいの?」
「はい…」
先にベッドに上がらせてもらった私の隣に北山さんが座るとその距離にドキッとしてしまう。
きっとさっきのテレビのせいだと自分に言い聞かせる。
横になってもドキドキする自分の心を抑えることに精一杯だけど、北山さんは平気そう。
やっぱり慣れてるのかな…なんて思うとまたさっきのもやもやが…
考えないようにしようと思って私は目を閉じた。
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4It5g(プロフ) - 柊李さん» そうなんですね!!ありがとうございます!!これからも楽しみにしています!!!! (2019年6月5日 21時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - 4It5gさん» ありがとうございます!龍の件、まだ解決してないですから出てきます!!また一波乱起こしてもらおうと思ってますよ( ´艸`) (2019年6月5日 20時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
4It5g(プロフ) - こんばんは!!いつも楽しく読ませてもらっています!!今後、龍は出てくるのでしょうか?? (2019年6月5日 20時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ゆーりさん» ありがとうございます!!今晩も遅くなりますが更新予定です!!これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年4月23日 19時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり(プロフ) - 続きが凄い楽しみです。これからどうなるのかなや誰と付き合うのかなとドキドキします。更新楽しみにしてます (2019年4月23日 7時) (レス) id: 5917727acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊李 | 作成日時:2019年4月18日 0時