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手土産 ページ15

「楓先輩…」


楓「良かった。本当に良かった。」


私を抱きしめながらそういう楓先輩は泣いていた。
私のために泣いてくれる楓先輩を見て、私は本当に生きてまたみんなに会えたことを本当に良かったと感じた。
そして同時に視界が涙で滲む。


t「あー、楓が泣くからAちゃんも泣いちゃったじゃんか!」


楓「だってしょうがないじゃん!ほんとによかったって思ったら涙出てきちゃうんだから!」


t「とりあえず涙拭きなよ。」


そう言って楓先輩にハンカチを渡してあげる玉森さん。
そして部屋を見回して私にティッシュを持ってきてくれた。


t「無事でよかった。」


そう言う玉森さんにすかさず北山さんが答えた。


Ki「無事ってわけでもないんだよ。」


その言葉に楓先輩たちは驚いている。


Ki「昼飯の前にちょっと話しとくべきことがある。」

そう言って北山さんは私たち全員に座るように促した。

そして、私に話してもいいかと確認したうえで、龍に攫われていたこととそこであったこと。
そしてそこから私が逃げてきたことをざっくりと説明してくれた。


北山さんの話を聞いて行くうちに三人の顔はどんどん険しい表情になっていった。



F「その元カレ、きっとまだAちゃんのこと諦めてないよね…」


Ki「あぁ、おそらくな。」


t「Aちゃんはしばらくここにいるの?」


「はい…北山さんがそうして良いって言ってくれてるので、お言葉に甘えようと思います。」


楓「その方が良いよ!!あ、そうだそうだ!これ、必要だと思って!!」


そう言って楓先輩が私に少し大きめの袋を渡してくれた。


t「あれ、それ手土産じゃなかったの?」


楓「これはAへのプレゼント!」


「ありがとうございます。」


中身は洋服が何着かと、下着が数セット入っていた。
本当に必要だと思っていたものだからとってもありがたい。



そのあと、そろそろ昼飯にしよう、と北山さんが言い、私たちはみんなでごはんを食べた。

ケーキと藤ヶ谷さん→←怖くない



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設定タグ:キスマイ , 北山宏光 , 幸君   
作品ジャンル:恋愛
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4It5g(プロフ) - 柊李さん» そうなんですね!!ありがとうございます!!これからも楽しみにしています!!!! (2019年6月5日 21時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - 4It5gさん» ありがとうございます!龍の件、まだ解決してないですから出てきます!!また一波乱起こしてもらおうと思ってますよ( ´艸`) (2019年6月5日 20時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
4It5g(プロフ) - こんばんは!!いつも楽しく読ませてもらっています!!今後、龍は出てくるのでしょうか?? (2019年6月5日 20時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ゆーりさん» ありがとうございます!!今晩も遅くなりますが更新予定です!!これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年4月23日 19時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり(プロフ) - 続きが凄い楽しみです。これからどうなるのかなや誰と付き合うのかなとドキドキします。更新楽しみにしてます (2019年4月23日 7時) (レス) id: 5917727acc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊李 | 作成日時:2019年4月18日 0時

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