楽しんで*楓Side ページ29
「どうしよう…緊張してきちゃいました…やっぱり断った方がよかったですかね…」
Aは弱々しくそんなことを言う。
楓「北山さんは怖くないんでしょ?大丈夫だって!きっと楽しいと思うから!!」
私はそう言ってAの手を引き、更衣室を出る。
二人分のタイムカードをきって動物園を出ると車が一台停まっていた。
その車の運転席から北山さんが降りてきて挨拶をする。
Ki「こんばんは。」
楓「こんばんは。A、ちょっと緊張してるみたいで…」
私の後ろに隠れるようにして立ってるAを見て北山さんはすごく優しい顔をした。
Ki「Aちゃん?俺とご飯行くの嫌になっちゃった?今日はやめとく?」
そうやってA声をかけるその声は第三者として聞いている私が照れるほどに甘い。
その北山さんの声に首を横に振るA。
可愛すぎる。
北山さんだってその姿を見て顔が緩みきってる。
北山さんが後部座席の扉を開けてどうぞってAに言うと、おじゃましますって乗り込むA。
ちゃんと私にお疲れさまでしたって挨拶も忘れずに。
Ki「良かったら森崎さんも送ろうか?」
楓「いえいえ、デートの邪魔はしませんよ。北山さんって意外とわかりやすいんですね。」
Ki「え…やっぱ気付かれてるよなー…でもAちゃんにはこれくらいストレートにいかねーとだめかなって思ってさ。」
楓「そうですね。でも…Aのこと泣かせたら、私許しませんからね?」
裕太風に言うと、姉の立場として、私は北山さんにそう言った。
Ki「泣かせないよ。」
そう言ってじゃあまた、と車に乗りこむ北山さん。
Aは車の中から私を見て手を振ってくれたから私も手を振り返した。
楽しんでおいで。
そう思いながら。
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ナナ - ヒロインさんが逃げて助けられたのが本当に良かったです。 (2019年4月18日 12時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
4It5g(プロフ) - ありがとうございます!!楽しみにしています!!!! (2019年4月17日 7時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - 4It5gさん» ありがとうございます。少しですがアップしました。明日も更新する予定ですので楽しみにしていてくださると嬉しいです。 (2019年4月17日 0時) (レス) id: 61b50e5ecf (このIDを非表示/違反報告)
4It5g(プロフ) - 続きが早く読みたいですー!!!!いつもわくわくしながら読んでます。 (2019年4月12日 18時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ナナさん» コメントありがとうございます!励みになります!展開はある程度決めているので楽しみにしていてくださいね!!出来るだけ早く物語を進めるように努めます。 (2019年4月3日 16時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊李 | 作成日時:2019年2月1日 1時