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再会 ページ8

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「フフ、どういたしまして」


泣きホクロの女性が微笑む。うわっ綺麗、つい見入ってしまう程の美しさに口が開いてしまう。きめ細やかな白い肌に、豊満な肉付き。

キョロキョロと自身の体と彼女の体を見比べる。



……………うん、比べるまでもない。私の完敗だ。




私の行動に「どうかした?」と首を傾げる彼女だが、「何でもないです」と私は伝える。







「それにしても…本当に元気になってよかったわ」

「そうですそうです!一時はどうなるかとッ…とても心配しました!!」

「あんた、天元様に感謝しなよ」








それぞれ口を揃えて言葉を並べるが、その中でまた、天元様という人間の名前を聞く。








「あの」

「ん?」

「天元様って…?」

「ああ。高熱出して倒れたアンタを此処まで運んできた人さ」











高熱…

運んで……あ、






あの《派手男》か!!!!









美形の男が脳裏に焼き付いている。

そういえば、死ぬ前にその御尊顔目に焼き付けとこ〜とか思って意識手放したんだっけか。生きてたけども。


ハハと乾いた声が漏れ消える。






「その人は今何処に?」

「鎹鴉の命で任務に出ているわ。でも、そろそろ帰ってくる頃だと思うけど…」





その時だった。ガラガラと部屋の奥から何かが開く音と共に「帰ったぞ」という男の声が響く。





「あ!天元様が帰ってきたわ!!」

「ちょッ…須磨!廊下を走らない!!」





先程まで喧嘩?まがいな事をしていた二人が部屋を出て音のした方へと行ってしまった。




「今、主人を呼んでくるわ」




「まだ病み上がりだし、布団に戻って待ってて」と元いた場所に戻されて、彼女もまた部屋を後にした。




…………主人。

あの人、確かに主人って言ったよな。





主人って事はつまり、あの泣きホクロの女性の旦那が顔良し、見た目良し、イケメン良し、のあの派手男になるのか。まー、分かる。めっちゃ釣り合う。所謂美男美女ってやつ?かぁ〜〜いいわ〜、私も出来る事ならイケメンの血肉を喰らいたいよ…


ん?待てよ、じゃああの二人の女性はなに?


使用人とか?

まぁこの家デカイし、使用人の一人や二人いてもおかしくないかー。



そう思っていると部屋の襖が再び開かれる。









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「おー!お前、目が覚めたんだな!!」









「よかったわ」と口を開く目の前の男は、やっぱり最初に出会った姿と変わりなく、白髪に紅色の瞳と、随分派手な見た目をしていた。

宇髄天元→←三人の人間の女性



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アゲハ(プロフ) - あくわいさん» 私の誤字でした。ご指摘感謝します。 (2022年1月9日 20時) (レス) id: 6f074cf7a7 (このIDを非表示/違反報告)
あくわい - あの………凄く言いにくいんですけど………多分「ツテ」じゃなくて「ツケ」だと思うので………一応調べてみてください……… (2022年1月9日 18時) (レス) id: d8c2d43c86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アゲハ | 作成日時:2022年1月3日 12時

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