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「ねぇ、A、...私、貴方と同じ寮がいいわ！だって私、汽車でも一人で、貴方が初めてのお友達なんですもん！貴方は、どこの寮がいいの？」
Aの前に並んでいたヘレンはAに小さな声でそう尋ねた。マグル生まれのヘレンは、Aが魔法界にとって、どんな存在であるのかを、まだいまいちわかっていなかった。
「私、小さな頃からずっとハッフルパフに憧れているの。私の両親や親戚もハッフルパフだし。」
「そうなのね！貴方のご両親がそうなら、きっとハッフルパフってとても素敵な寮なんだわ！！私もハッフルパフに入りたいなぁ。」
「そう言って貰えて嬉しいわ。...さぁ、ヘレン前を向いて。もうすぐ名前が呼ばれるわ。」
そう応えたAは、ヘレンを軽く注意しながらも、初めて周囲の人にフローレンス家であるからハッフルパフ、という思い込みではなく、ただ純粋に両親のいた寮への憧れを肯定して貰えた気がして、少しはにかんだ。そして、Aは、生涯の友人として、目の前の優しい心を持つヘレンが、ハッフルパフであろう事を確信したのであった。
「シリウス・ブラック！」
Aは、少なからずそう呼ばれた少年に注目せずにはいられなかった。彼は、フローレンス家と同等に、名のある純血旧家、ブラック家の者だったからである。名前を呼ばれ堂々と帽子の元へ歩いて行く少年は、以前、Aがまだ幼い頃、純血一族のパーティで一目見た自信のない小さな男の子とはまるで違っていた。
「.....ッグリフィンドォォーール！！！」
大きな声でそう宣言した組み分け帽子に、きっと彼はスリザリンであろう、という周囲のある意味の期待は裏切られた。生徒たちはおろか、教師達でさえ、その言葉に驚き、その場で笑みを浮かべているのは、校長のダンブルドアのみだった。
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さんさん(プロフ) - shoko0619さん» コメントありがとうございます。今後も三人の関係をお楽しみ下さい。 (2019年10月20日 7時) (
レス) id: 1e8fd96323 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - さんさん、さん更新ありがとうございます。シリウス嫉妬してるのに気づいてなくて可愛いですよね。シリウスフローレンス早く仲良くなってほしいです。楽しみです。 (2019年10月20日 5時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします。更新楽しみに待ってます。 (2019年10月19日 8時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。そう言って頂けてとても光栄です。毎日少しずつの更新になるとは思いますが、楽しみにして頂けていると聞いて、とても嬉しいです。これからもよろしくお願い致します。 (2019年10月19日 8時) (レス) id: 1e8fd96323 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - ブラックフローレンス大好きです。これからも更新楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2019年10月19日 7時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんさん | 作成日時：2019年10月11日 23時
