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この年の学年末テストも終わりを迎え、Aは家に帰る為の荷造りをしていた。今年の成績も、もちろん寮では一番だったが、学年ではまた四位だった。リリーはというと、昨年も今年も三位であったらしい。Aは座学では優秀で、特に薬関連の事については右に出るものは居なかったが、DADA(闇の魔術に対する防衛術)があまり得意ではなかった。それに比べて全ての教科で平均に実力を出すリリーは、総合的に高く評価されていたのだ。
Aは、今年も彼女に追いつけなかった自分を残念に思う気持ちもあったが、それ以上にリリーを尊敬し、互いに不足な事を補い合える良き友人として、彼女が学年の女子生徒の中で一番の成績を取った事を誇らしく思っていた。
驚く事に、この学年の成績トップは、あのジェームズ・ポッターで、おまけにシリウス・ブラックは学年二位。昨年度もそうであった。いつも悪戯ばかりしている彼等がなぜ学年トップであるのか...。いつ勉強しているのだろうか...。そんな疑問をAは抱いていた。
(....あ！そうだ。ハンクをもう籠の中に入れて、部屋に連れ戻しておこうかな...。)
Aは、一通り荷造りが片付くと、ペットのハンクを連れ戻しに、梟小屋へ向かった。
Aが梟小屋についた時、そこには先客が居た。なんと、それはあのシリウス・ブラックだったのだ。咄嗟にAは、小屋の入り口の階段の下に身を隠した。いつも嫌味を言ってくる彼とはあまり顔を合わせたくない。一人でいる様だから待っていれば直ぐに帰るだろう、そうAは思い、そのまま彼が出て行く事を待つ事にした。
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彼がやっと小屋から出てAの居る階段の下にやってきたのはAが小屋に着いてから15分が経った時であった。長いこと小屋で何かをしていたブラックは、少し上機嫌に階段からおりてきたかと思えば、Aにすれ違うなり、明らさまに彼女の顔をジロリとみた。一瞬の出来事であったが、その後直ぐに前を向いて無表情に立ち去った彼に、Aはやっぱり彼は苦手だと感じるのであった。
「ハンク〜！会いたかったよ。....あれ、今日はなんだか毛並みが綺麗...。ホグワーツに来る前にお母様にブラッシングしてもらったのね？素敵よ。さ、家に帰る準備をしましょ。」
そう言って、Aはハンクを籠に入れて、寮へ帰っていった。
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さんさん(プロフ) - shoko0619さん» コメントありがとうございます。今後も三人の関係をお楽しみ下さい。 (2019年10月20日 7時) (
レス) id: 1e8fd96323 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - さんさん、さん更新ありがとうございます。シリウス嫉妬してるのに気づいてなくて可愛いですよね。シリウスフローレンス早く仲良くなってほしいです。楽しみです。 (2019年10月20日 5時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします。更新楽しみに待ってます。 (2019年10月19日 8時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。そう言って頂けてとても光栄です。毎日少しずつの更新になるとは思いますが、楽しみにして頂けていると聞いて、とても嬉しいです。これからもよろしくお願い致します。 (2019年10月19日 8時) (レス) id: 1e8fd96323 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - ブラックフローレンス大好きです。これからも更新楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2019年10月19日 7時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんさん | 作成日時：2019年10月11日 23時
