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「...こんばんわ、リーマス。...久しぶりだね。」
「....A。...やぁ、久しぶり。どうしたの？」
突然現れたAに、リーマスは驚きの表情を浮かべたが、彼は今まで何もなかったかの様に、彼女の大好きな微笑みを浮かべて、彼女にそう返した。
「...あのね、...リーマスと話がしたくって。...私、これまで、あの日から貴方と話す勇気が無くて、話しかけれないでいたの。ごめんなさい。それにポッターとブラックは貴方の親友でしょう？貴方が何も思わないはずがないのに、いつも私、...どうしても彼らを注意してしまって。...本当にごめんなさい。」
キャラメル色の瞳にほんの少しの涙を浮かべながら、そうポツポツと言葉を漏らしたAに、リーマスは、依然と微笑みを彼女に向け、袖で彼女の目を抑えながらこう言った。
「....いや、本当に謝らないといけないのは僕の方なんだ。あの二人のことだって、本当は僕もいけないことだってわかってるけど、君の言う様に、僕には彼等しかいないからあまりきつく言えないだ。...ごめんよ。....僕は、君の思ってるよりも臆病なんだ。...だから君との事も今まで何も出来ずにいた。本当にごめんね。」
互いに今までの事を謝る二人からは、だんだんと今まであった緊張も解けていき、Aの方も先程まで涙を浮かべるほど、心が悲しい感情に覆われていたが、今は、これまでよりも近くに居る彼の体温がすぐに伝わってきそうでドキドキしていた。
「本当に。今はリーマスも体調が悪くて辛いのに、突然来てごめんね。....その顔の傷...。」
「....あぁ、...大したものじゃないんだ。辛くて眠れない夜は、よく自分で引っ掻いてるみたいで。」
そう話すリーマスは、Aに顔の傷の事を尋ねられ、直ぐ俯きながらそう話した。
「....あのね、本当はもっと早く渡せていたらよかったんだけど。...実は、二年生になる前に、私のお父様が私にハナハッカ・エキスを持たせてくれていて。ずっと貴方に渡したいって思ってたんだけど、渡せずにいたから...。傷口に塗ると、だんだん良くなると思うわ。」
そう話すAは、ポケットの中から、少しだけ装飾の施された小瓶を取り出した。中にはエキスが入っている。本当は、クリスマスにも彼に渡そうとしていたが、それは叶わなかった。
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さんさん(プロフ) - shoko0619さん» コメントありがとうございます。今後も三人の関係をお楽しみ下さい。 (2019年10月20日 7時) (
レス) id: 1e8fd96323 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - さんさん、さん更新ありがとうございます。シリウス嫉妬してるのに気づいてなくて可愛いですよね。シリウスフローレンス早く仲良くなってほしいです。楽しみです。 (2019年10月20日 5時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします。更新楽しみに待ってます。 (2019年10月19日 8時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。そう言って頂けてとても光栄です。毎日少しずつの更新になるとは思いますが、楽しみにして頂けていると聞いて、とても嬉しいです。これからもよろしくお願い致します。 (2019年10月19日 8時) (レス) id: 1e8fd96323 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - ブラックフローレンス大好きです。これからも更新楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2019年10月19日 7時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんさん | 作成日時：2019年10月11日 23時
