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リーマスとの話し合いから何日も過ぎ、イースター休暇を控えたホグワーツ五年生がO.W.L試験に向けて慌ただしくなってきた頃。シリウスはリーマスに託されたことを今まで実行出来ずにいた。
あれから彼女と会い、話もするものの、やはりそれは友達同士のそれで、彼女には全く意識されていない。かと言って、自分の為にリーマスの恋を諦めさせてしまった今、____ 勿論別の理由も大きいが ____ シリウスは彼女に自分を好きになって貰う努力をするより他なかった。だが、さっそくリーマスを超えられる気がしない。
五年生になり、彼女は更に美しくなっていた。下級生の頃に比べ、顔つきも身体も美しい"女性"へと成長し、一方その優しさは出会った時のまま、彼の心を暖かくしてくれていた。
そんな彼女は多くの男子生徒に好意を寄せられるものの、やはり視線の先にはリーマス・ルーピンが姿であった。シリウスは、あの日、梟小屋で彼女に彼女を傷つけてしまう様な事を言ってしまったが、それでも彼女は一途に自分の想いを貫き通していた。
_____ そんな所も好きなのだが。
最近は化粧気もついたきがする。元々の美しい形の唇にのせられた淡い色のリップクリーム。その唇はまるで雄を導く様で....
(って何想像してるんだっ！俺っ！今はそんな事考えたら駄目だろ！)
一人で悶々と自分と闘うシリウスは、大広間で頭を抱えていた。
「おや、相棒。どうしたんだい？またエ ロいことでも考えちゃった？」
「お前ぇぇ！！今はそんな冗談聞きたくねぇんだよぉ！」
そんな所にやって来たシリウスの相棒、ジェームズ・ポッター。彼はなんでもシリウスの考えていることはお見通しだった。
まだ夕食を食べに来ないリーマスとピーターのいない中で、彼らはハッフルパフのテーブルにいる彼女を眺めながら話し始めた。
「聞いたよ、リーマスから。あいつ、諦めたんだろう？Aのこと。」
「諦めたっていうか、なんていうか....。...あの日俺はあいつにそんなことを言わせる為にわざわざ天文台に行ったんじゃないんだ。....ただ、親友として、...いいライバルとして一緒にAと過ごせたらって....。」
「え、いいライバルって。今のところ君、ぼろ負けじゃないか。」
「うるせぇな！お前も変わんねぇだろ！」
シリウスはジェームズにすぐさま睨みを効かせた。そんな彼に、ジェームズは"怖い、怖い"とはぐらかす。
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ちひろ。！(プロフ) - コメント失礼します！このCSSなのですが、なんて調べれば出てきますか??~_~; (2021年3月11日 17時) (
レス) id: df9615165f (このIDを非表示/違反報告)
烏の宿り木(プロフ) - とても胸に響く作品で、主人公に感情移入しすぎて泣いてしまいました。1年でも2年でも3年でも待ってますのでゆっくりと休んでください。主人公の幸せとさんさん様の幸せを願って（上から目線ですみません）またお会いできる日を楽しみに待っています。 (2020年4月9日 21時) (レス) id: 96c6daa713 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます。余裕がある時にまた作品を更新したいと思います。それまで待っていて頂けると嬉しいです。 (2020年3月26日 5時) (レス) id: 139e20040f (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新楽しみにしています>< (2020年3月16日 2時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - 玲さん» また時間がある時に、玲さまの作品も拝読したいものです。ご理解のあるお言葉、本当にありがとうございました。これからも少しずつではありますが、お話を楽しみに待ってくださる方の為に頑張ります。 (2020年3月7日 2時) (レス) id: 139e20040f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんさん | 作成日時：2019年12月22日 22時
