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ホグワーツの夜を半月が照らす中、シリウスとリーマスは真剣な表情を浮かべていた。
「あのさ....Aのことなんだけど...。」
「......。」
「....俺はあいつのことが好きだ。お前も知ってると思うけど、三年生の頃から。...お前は？」
シリウスは優しげな、切なげな目つきでそう問うた。リーマスは、突然のシリウスの質問に少し驚きはしたが、彼もまた、彼女のことを考えると、暖かく、そして苦しい想いが浮かんできた。
「....わからない。最初はAの目線を熱く感じて。ちょっと恥ずかしかったけど、でもだんだんそれが心地良くなって。....いつしか僕も彼女のことが好きになった。」
「なんだよ、自慢かよ。」
シリウスは少し笑いながらそう言った。だがその表情は苦しげで、彼にとっても彼女がリーマスのことを一番に想っていることは変えようのない事実であった。
「あぁ、そうかもね。自慢だよ。.....そう、あんな良い子が僕なんかを一度でも好きになってくれたのは、僕にとって最高の出来事だったよ。」
「......。」
「....だけど、彼女は本当の僕を知ってるわけじゃない。僕はきっと彼女を不幸にする。だから、諦めたんだ。...彼女に釣り合うような、君みたいな完璧な男の子にはなれないって。」
「そんなことないっ。あいつにとってはっ...。あいつにとっては、お前が一番なんだ。....俺は完璧なんかじゃっ....。」
二人は苦しそうな表情で互いに目をそらした。彼女を想う気持ちは一緒であるはずなのに、どちらもその想いを彼女へぶつけることができない。そんな互いの事情に同情するかな様に。
「いや....、君は僕にとっては羨ましい存在なんだ。もちろん欠点はあるけど、....それでも君は凄く友達想いだ。現に君がAを諦めようとしてるのは僕の為だろ？...でも僕はそうじゃない。僕は自分が傷付かない為に彼女を諦めようとしてるんだ。」
「そんなことないっ。お前だって俺らの為に色んなことを今までしてくれた。...お前の体質のことだって、きっとAは受け入れてくれるっ。....お前があいつの側にいるべきなんだ。」
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ちひろ。！(プロフ) - コメント失礼します！このCSSなのですが、なんて調べれば出てきますか??~_~; (2021年3月11日 17時) (
レス) id: df9615165f (このIDを非表示/違反報告)
烏の宿り木(プロフ) - とても胸に響く作品で、主人公に感情移入しすぎて泣いてしまいました。1年でも2年でも3年でも待ってますのでゆっくりと休んでください。主人公の幸せとさんさん様の幸せを願って（上から目線ですみません）またお会いできる日を楽しみに待っています。 (2020年4月9日 21時) (レス) id: 96c6daa713 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます。余裕がある時にまた作品を更新したいと思います。それまで待っていて頂けると嬉しいです。 (2020年3月26日 5時) (レス) id: 139e20040f (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新楽しみにしています>< (2020年3月16日 2時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - 玲さん» また時間がある時に、玲さまの作品も拝読したいものです。ご理解のあるお言葉、本当にありがとうございました。これからも少しずつではありますが、お話を楽しみに待ってくださる方の為に頑張ります。 (2020年3月7日 2時) (レス) id: 139e20040f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんさん | 作成日時：2019年12月22日 22時
