＊沖田総悟とあなたを観察しました＊〜短編集〜

5月28日 ページ14

●ののかのおしらせ●


明日から5日程、帰郷しますので


更新がしばらく停滞すると思います


5日後に更新いたしますので


また読んで下されば、と思います！行って参ります(*'▽')Go！



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お別れして数年は総悟くんとの手紙のやり取りを楽しんだ



江戸は人でいっぱいだということ



その分物騒だったりすること



団子がおいしいこと



どうでもいいことが綴られていてある時は



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「わぁ！ミツバお姉ちゃん！」



「ん？・・・まぁ」



少しぶかぶかの隊服を着て嫌なのか照れてるのか



微妙な顔色の総悟くんが写った写真が届いた



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「たぶん近藤さんが送ってくれたのね＾＾」



「？・・・うん！」



近藤さんはよく知らない人だったので反応しづらかったが



少なくともこんな可愛らしい写真を



総悟くんがわざわざ送るような人ではないと分かっていた



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まだ可愛らしさが残ってて思わずにっこりしてしまう



この写真の男の子が18歳になったら



本当にかっこいいんだろうなぁと考えてしまう



ちょっと意地悪だけど優しい総悟くんでいてほしい



写真は私の宝物になった



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でも私が15歳になった頃あたりからめっきり手紙の回数は減った



仕事が忙しいんだろうと思っていたが



彼女がいるのかな、と思う気持ちもあった



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やっぱり総悟くんは嘘をついてるのかもしれない



武州に来ないでずっと江戸でエンジョイしてるのかも。



(あくまで働いてる前提に)




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でも




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でもなぁ




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総悟くんが江戸で活躍してる姿は見てみたいし



やっぱりかっこいいんだと思う




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そう考えると私は彼のことを誇りに思うし



ぐーたらしてる私よりも尊敬するし



やっぱりかっこいいんだと思う




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「・・・総悟くん・・・」



恋煩い、ってやつだ



机に突っ伏して彼の名前を呼び続ける



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正直彼はもう武州に帰ってこないのでは、と考える傾向が



私にはあったけど、それでいいのだ！とも思っていた




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「総悟くんが幸せなら、



　元気だったら、



　それでいいかなぁー」



そう思えるくらい私は大人になっていた



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1年1年、瞬く間に過ぎていき



気づけば18歳になっていた




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