Part18 ページ19
ーーー「ここにいてよ」
男性にそんな言葉をかけられたのはどれくらいぶりだろうか。
うまく言葉がでない。
どう対応していいのかわからなかった。
そもそもどういう心境でその言葉をかけたのか
単に1人だけ起きてて寂しいから話し相手になってよ。
の意味だというのは分かっている。
それでも私は
男性と1対1になることが怖いのだ。
過去の男性経験からすっかり男性が苦手になってしまった。
顔も見たくない！近寄りたくない！怖い！
というような極度の恐怖感ではないものの
苦手意識は持っていた。
ただ単に暇つぶし相手のお願いなのに。
私には荷が重いように感じた。
『わたし緊張しいだからお話し相手とかあんまりなれないしつまんないですよ…』
「無理に話さなくてもいんじゃね？俺だって人と話すの苦手だし。」
キヨさんはスマホの画面を見ながら言う。
話さなくてもいいなら私がここにいる理由はあるのだろうか…あれか、同じ空間でそれぞれが自由にしているのが居心地がいいというあのタイプか…。
『じゃあ…ここにいます。』
元々断るのが苦手な私。押しに負けてしまいあっさりと居座ることになった。
そして本当にお互い何も話さない。スマホを操作しているだけの時間。
失礼ながら、このまま時間が過ぎればいいなと思った。そして早く起きろ兄。とも思った。
「飲む？」
ふと、キヨさんが缶チューハイを差し出してきた。
『えっ、お酒…？』
「この調子だと朝まで起きねーだろうし。運転しなくていんじゃん？」
なんということだ。キヨさんは私にお酒を飲ませようとしている。
そんなことしてしまえば帰れない決定ではないか。
『帰る希望を捨ててないのでやめときます。』
「清々しく俺を1人にするのね」
やんわりとしかしはっきりとした理由で断るとキヨさんは苦笑いを浮かべる。
「わかった。俺の禁酒を解禁してやろう。どうだ！！！」
ドヤ顔で言うキヨさん。意味の無い禁酒をしていることは先程なんとなく聞いたが全く求めてはいない。
『求めてないですから笑 また皆さん元気な時にでも飲みましょうね』
「おいおいそんなこと言わずにさあ〜！！」
キヨさんは私の両肩を掴み軽く揺さぶる。
肩に触れる手
感触
ーーー“ふざけんな！別れるとか認めねぇ！！”
『…ひっ！！』
とある記憶がフラッシュバックし
私は小さく悲鳴をあげてその手を振り払っていた。
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kyyyyy(プロフ) - 佳奈さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずにいますが、是非気長に待っていただけると嬉しいです泣 頑張って更新します！ (2019年8月17日 12時) (
レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - めっちゃ好きです。楽しく読ませていただいています！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - ポームポーム様 ありがとうございます！お昼は食べてください笑 亀更新ですが是非これからも応援よろしくお願いします！ (2019年7月8日 18時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ポームポーム - コメント失礼します。本当に面白いです！ついお昼食べ損ねちゃいました(笑)それぐらい面白いし、楽しく読ませて頂いてます！！更新待ってます！頑張ってください^ ^ (2019年6月15日 12時) (レス) id: 342bde7b9f (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - loveel1216様 本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しておきます！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年6月5日 11時) (レス) id: afe7e0534c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイル | 作成日時：2019年2月25日 22時
