Important Story.4 (短編集)

L#8(ﾘｸ) ページ1

｢ただいまぁ〜｣






玄関の方から聞こえてきた声にちょっと危機感。

なんか、いつもと違う気がする。









｢A〜｣

｢ちょっと侑司、しっかりしてよ｣









案の定。

そこにはベロベロに酔った彼氏様が。









おかしいくらいニコニコしてるし、いつも以上にスキンシップが多いし...

いったいどれだけ飲んだの？？









｢着替えてきてください｣

｢手伝って？｣

｢えぇ、｣









この甘えた、超レアです。









｢もう、しっかりして？｣

｢ふふ、無理(笑)｣

｢無理じゃないでしょ、お水飲んで。｣

｢飲ませて？｣









自分で何もする気がない侑司。

そんな彼を甘やかす私。





今回だけだよ、なんて。









｢ん〜、A〜｣

｢ちょ、ちょっと、｣

｢、、、っ｣

｢んっ、｣









お酒のにおいが口内に広がった。

私の頭がクラクラしてきた頃、やっと離れた彼。









子供っぽく口元に孤を描いてもう一度近づく。









(酔っ払い注意報)

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