【SERVAMP】末っ子は椿だと思ってた？-2-【男主】

だい44わ 合法ショタと ページ4

《みつるside》

大きな建物だなぁ

こんないいホテルの、それも最上階から3階分も貸し切りって

椿って奴も稼いでるなぁ

結構いい値段するよね？

虎｢離れないでよ｣

み｢わかってるよ！！｣

もう、虎雪ったら頭がいない所に来た途端無表情なんだから

怖いったらありゃしない

頭がいたらふわふわ笑ってるのにね

キ｢Hey!遅れてごめんなさいね？42階に予約をしてた“山田”なのだけど｣

男｢はい。承っております。少々お待ち下さい｣

……山田？

み｢え、山田って誰？｣ﾋｿｯ

虎｢偽名に決まってるじゃん｣ﾋｿｯ

そ、そうか

いや、でもキャッシーに山田かぁ

…似合わない

見た目は完璧に外国人なのに、山田

宿泊予約したのはレオン、ってレオンも確か外国人だよね！？

上に行くのに専用のカードキーが必要だからって、山田は…

……それはさておき、地下に行く僕とウメ以外は部屋で待機しとくんだって

ガスマスクとかもその時つけるみたい

ウ｢もう少し見てから行くわね｣

み｢僕もー！｣

キ｢Okよ。先に部屋にいるわね｣

子供らしくアピールしてロビーに残る

片手にアイスを持ってウメと空いてる席に座った

…疑われもしない(泣)

僕、これでも20歳の時の姿なのになぁ…

ウ｢…どうやらあちらも変装してるみたいね｣

ポツリともらしたウメの言葉に目を向けた

…バレバレー

ウ｢あまいわねぇ。厚底なんて見えたら身長盛ってるのバレるじゃない。ブーツカットでもなんでも履いて隠せばいいのに｣

み｢そういう問題？｣

変装した2人は別々の所に待機している

一緒に来た外人が最上階に泊まりたいと言っていた

もしかして、協力者かな？

誰なんだろう

でも、なんで最上階？

レオからの情報で43階以上がフロア単位で長期契約されてるのは知っているのに

…あぁそっか、彼らは知らないのか

なら仕方ない

受付からこちらにやって来る外人はカードキーを7番目のイヴに渡していた

エレベーターのことを聞いて40階以上の部屋の予約をしたんだ

座ったままで観察を続ける

すると、7番目のイヴの方が動いた

エレベーターに乗って、上に向かうようだ

緑髪の人も一緒に乗って、扉が閉まった

ウ｢あら。やっぱりバレバレだったみたいね｣

み｢ん？｣

ウ｢さっきの緑髪の子、見たことあるわ。8番目の下位吸血鬼よ。頭の友人だから、殺しちゃだめよ？｣

へー、頭の…

じゃあボコボコにしたら怒られるよね…

しょぼーんとしていたその瞬間

辺りが暗闇に包まれた

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