後輩が俺に惚れない【五条悟】

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五条「…？」





落ち着いてきたら、ふと感じる違和感





『………』



五条「………」





その正体は


隣から俺をじっと見つめる二つの球体だった





『………』



五条「………」





俺が気づいたことに気づいてないのか

そいつはまだ俺の方をみている



…いやこいつまじで俺のどこみてんだ



落ち着かねえし…気になる…っ！！





五条「…………っ、おいお前、

さっきからなにじろじろ見てんだよ！」



『えっ！？』



五条「えっ！？、じゃねえし！！」





まさか俺のこと見てた自覚ないのか？

そんなバカなことある？？


穴あくかと思うくらいには視線刺さってたんだけど。



つーかいつから見てたんだこいつ


俺百面相とかしてないよな


それ見てたわけじゃないよな！？





五条「………あ、まさかこれ欲しいのか？」



『えっ！？え、あ、確かに、ちょっと…
気になりますけど…』





なんだ


こいつが見てたの俺のジュースか


よかった〜、カッコ悪いとこみられてなくて




まあこのジュース

いるっつってもやらねえけどな


俺これ好きだし



傑に奢ってもらえばよかったんだ





五条「(…ん？でもまてよ)」




今ここでこいつにやれば

間接キスとか意識させてやれんじゃね？？


今度こそ赤面拝めるんじゃね！？



絶っっっ対そうだわ！！

ラッキ〜〜！！


やっぱ天は俺の味方なんだな！！





『あー、でもやっぱり
このお茶があるのでいいでs』



五条「やるよ、味見」



傑「え！？」



『えっ…いいん、ですか…？』



五条「おう」





驚いたように俺から差し出されたジュースを受けとるそいつ



おい傑、誰よりも驚いてんじゃねえよ



そして一年、

お前は存分に躊躇って
存分に意識するがいい！！！


俺はその姿みて存分に楽しんでやるから！！





『わ〜！やった！！

なら、お言葉に甘えて！！』



五条「ん？」





ﾁﾞｭｰ





『あ、美味しい…！

美味しいですねこれ！』



五条「…あ、うん」





………いや意識しねーーのかよ！！！！！！！



おいコラ！フツーに飲むな！！！！！


二口目いくな！！

いろいろとちょっとは躊躇え！！！！！！！





『ありがとうございました、先輩』



五条「……べつに…いーよ」





………俺…何でこいつにこれやったんだっけ…

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