後輩が俺に惚れない【五条悟】

#16 ページ17

『あ！先輩方こっちです〜！』



灰原「Aー！おまたせ！！！」





そいつを見つけた途端

灰原が元気に手を振りながら石段を駆けおりる





夏油「根明が並ぶと陽の気が凄まじいな…」



硝子「木陰が全然木陰じゃない」



五条「ん？おい待て、あいつ根明なのか？」



硝子「は？どっからどうみても根明じゃん」





いや、どこがだよ



灰原が根明なのはわかるけど





"『おはようございます、五条先輩』"


"『すみません…ご迷惑を』"



ほらあいつ全然笑わないじゃん？？




"『だって今日は七海先輩のことひとりじめできるので！』"



ほら全然…



"『はい！！頑張ります！』"



笑わ…



"『傑先輩！硝子先輩！』"



……………あれ…？





もしかして俺


嫌われてる？？？？？





五条「(いや…いやいやいやいや！！！
まさかな！！！！ないない！！)」





だって俺嫌われるようなことしてねーし！？


そもそも好かれねーようにって思って
そんな関わってこなかったし！！？




好かれねーように……って…





"『初めまして、東雲Aです！』"


"「俺、お前と仲良くするつもりないから」"



"「ほんと弱っちいなお前
向いてねえんじゃねえの」"



"「うっぜ
そういうしおらしい感じいらねえから」"









五条「………………………まじ？」

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