後輩が俺に惚れない【五条悟】

#15 ページ16

灰原「先輩方〜！！
お昼、五人で中庭の木陰で食べませんか！？」





突然、灰原が元気よく三年の教室に入ってきたのは

あれから一週間後だった




灰原「もともと１、２年で約束してたんですけど、二人に任務が入っちゃって…

残りの二人じゃ寂しいので誘いに来ました！！」



夏油「へぇ、外でか…いいね
私は行こうかな、二人は？」



五条「俺はパース」





次あいつに何するか考えてるとこだし。



しかも二人に任務入って
灰原がここにいるってことは

灰原と七海と…俺ら３年だろ？


それ楽しいか？？





灰原「そうですかぁ…残念です

さっきAが焼いたマドレーヌ
人数分あるんですけど…五条さんのぶんは僕が食べますね」



硝子「へぇ」



五条「あ？」





"さっきAが焼いたマドレーヌ"？？？



おい、まさかその"五人"って





夏油「Aが焼いたってことは…
残りの一人は七海じゃなくてAなのかい？」



灰原「あ！そうです！
任務入ったのは七海と伊地知です！」



五条「！！！！」





七海がいない


あいつがいる



つまりあいつは七海にベッタリ状態じゃない



これは…チャンス！！！！





夏油「硝子は？」



硝子「お昼ごはんないけど…それでもいいなら行くよ」



灰原「全然オッケーです！Aが喜びます！

じゃあお二人が参加するって連絡____」



五条「おい灰原」



灰原「はい？」



五条「気が変わった
甘いもんあんなら俺も行く」





何できるかはわかんねえけど

何かはできんだろ



あいつに赤面させるチャンスだ


この俺がみすみす逃すかよ！！！！





五条「…おい硝子、何だよその腹立つ顔」



硝子「べつになんでも」



五条「あるだろ」



硝子「ない」



五条「ある」



硝子「ない」

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