【食戟のソーマ】誘いと罠【第3章】

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《Aside》


私は一色先輩と別れ、えりなのもとへ急いだ


えりな「……遅いわね、早めに戻るよう言ったはずよ？」


A「ごめんえりな！」


会場を見ると、もうすでに実食が終わりかけていた


うそ、こんなに時間とってたなんて……

しかし、審査員の表情がとても厳格になっていることに私は気付いた


そして直後、審査員が筆をとって票を入れはじめた


挙げられた勝者の名前は……


_____『美作昴』


A「……！！タクミ……」


えりな「……」


タクミが負けた……

あ、そういえば、食戟にタクミは何を賭けたんだろう


すると、美作昴はタクミの持っている調理器具のメッザルーナを満足げにとって去っていった


そんな……


メッザルーナを賭けていたんだ……！


調理器具を奪うなんて、そんなの、料理人の誇りを奪い去るのと同じじゃん……


『タクミ・アルディーニは負ける』


『美作昴は俺がけしかけた』


…………！


ふと、叡山先輩の声が頭をよぎる



叡山先輩がやったんだ……


裏でこんなことして……何が望みなんだろう……


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