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7話 ページ9



違う、違う…違うのに。



「じゃあね、真奈ちゃんとお幸せに。」


なーくんにはその言葉を。

ジェルくんにはお辞儀をして私は

また長い廊下を進んだ。


______✿❀






J 視点













「ちょ、なーくんどゆこと?!」



さっきの叫び声に気付いてか、ゾロゾロと集まり出すすとぷりメンバー。


正直、1番近くで聞いてた俺にも

理解ができなかった。ただひたすらに

ぽつんと置かれていたぬいぐるみを

よしよしと撫でていると


「おま、まじ呑気だなwwww」と

それを発見したころちゃんが爆笑していた。



けど、確かに笑っているようではあるが

目元が少し寂しそう。
































「俺達にふさわしいのは、真奈ちゃんだ。」



今まで黙っていたさとみ君が

口を開いた。



「待て、さとみ。俺は納得いかな…」



「あんなAちゃんと一緒にいて
莉犬くんは楽しいの?」


そう言って、莉犬の声を遮って
喋ったのはリーダーであるなーくん。



「…正直、俺もきつい。」



と、次は俺が発した。

これは紛れもなく本音で。ポロッと

口から出てしまった。


Aのことは好きだ。好きだけど…


「俺は、Aを幸せにする方法が
分からへん…無理や…」



腕を組み、静かに見守る最年長と

意志を曲げない真っ直ぐな目をするリーダーに圧倒されてか、まだ少しこういう状況は早かったのか、子供組は皆黙っていた。



高校生の前で堂々とこんな話をする

なーくんやさとみくんに苦笑いを

浮かべながらも、俺も共犯か。と

頭を搔く。Aが何を悩んでいたのかも、何が辛かったのかも聞けぬまま終わるのは。俺は嫌だ…嫌だけど。今、行動しても何も変わらない気がする。初めて見た、あの辛そうな顔。


いつも可愛く愛らしく笑うAの顔では無かった。目の隈も酷く、愛想笑いしかしない。




「…ごめん、ころん達には早かったわ。」



長く続いた沈黙を破ったの、やっぱり

最年長で1番頭の回るさとみ君で。





















「明日、莉犬くんもるぅとくんも学校あるでしょ?ころちゃんは特級だから無いかもしれないけど…もう夜遅いし、この話は俺達で話しとくからもう寝ていいよ。」



と、慰めるように莉犬達を個室へ

帰す。その時、今まで何も発していなかったるぅとが、口を開いた。


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ましかに - 待ってます (2022年6月18日 16時) (レス) @page27 id: b45f3d1284 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 更新待ってます (2020年5月29日 0時) (レス) id: f65192fa99 (このIDを非表示/違反報告)
いぶき(プロフ) - 続き気になります!お話とても好きです! (2020年5月20日 0時) (レス) id: d775cce176 (このIDを非表示/違反報告)
らん@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - 続き気になります!!!面白すぎて腹筋割れます(?) (2020年2月10日 18時) (レス) id: d574829136 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 未来さん» わああ、ありがとうございます◎これからも応援して頂けるよう、精一杯頑張らせて頂きます! (2020年1月27日 7時) (レス) id: 8bdf184cc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月15日 6時

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