転生女子は男として生きる【呪術廻戦】【五条悟】

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『えーっと…君が狗巻棘君？』


狗「しゃけ」


『お、そうかそうか』ﾆｺｯ



どうやらもう、語彙がおにぎりの具材になっているようだった。


『俺…えー私は時崎A』


狗「！」


『今日は君に会いに来たのと同時に、俺の母校である呪術高専の勧誘に来た』



丁度、使いの者が障子を開ける。


『あ、そこに置いておいてください。ありがとうございます』


数分後、話が戻る。


『まぁはっきりと言ってしまえば家系的に高専に来るのが決まってる。だが君の意志も聞きたいから来たというわけだ』


狗「しゃけ」


『…そうか』


狗「ツナマヨ。おかか」


『…ふはっ、俺と同じ考え方か』


眉を下げて笑う。


『では、また三年後に。楽しみにしてるよ』




「僕は良いですよ」




「善人の方が救われれば良いんですから」





『…本当、五条の教え子はいい子ばかりだな』









＿数日後




『え、何この状況説明プリーズ』



五「…僕がAを抱きしめてる」



『理解理解…いやなんでやねん』


ツッコミが入る。


五条の説明通り、Aは五条に抱きしめられていた。


身長差の関係か、覆いかぶさる様に見える。



『ん…いい匂いだなオマエ』


五「…っふふ」


『何笑ってんだよ』



二回目のツッコミ。

キレッキレである。



『俺この後婚約破棄してくるんで離してください』


五「破棄してくるんだ。良き良き」


『何でオマエが嬉しそうなんだよ』


Aが見上げる。

五条は頬を少し赤らめて言う。







五「え？だってAのこと好きなんだもん」






『…What？』


「何言ってんだこいつ」と言ってそうな顔をするA。


『…それはLikeの方ですかLoveの方ですか』


五「Love。好きだよ、A」


両手がAの頬に触れる。



『…』


ブワッと顔が紅くなる。



『(忘れてたコイツ国宝級のイケメンなんだった…)』



五「照れてんの？ふふっ」



『恋…ですか』



五「うん」


『ｯ待て。恥ずい』


五「待たない」


『待てよ』


右手で口元を覆い、紅くなった顔を隠す。

そして目線を逸らす。


五「何逃げてんの」


『いや告白されて冷静にいられるか！無理だよ俺には！』


五「アハハッ、焦ってる姿も可愛い」


『オマッ、よくそんな恥ずかしい台詞言えるなサラリと』


相変わらず紅い。


気持ちの整理ができない、そうAは思った。



五「Aってこういうの初めてでしょ。…初めて貰っちゃった♡』

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