僕のもの (ページ17)

今日:11 hit、昨日:6 hit、合計:6,473 hit

14 ページ17

ななかside

未だに信じられない。
さとみくんの腕の中にいる事実を。

多分私、めっちゃ顔赤い気がする...。

えええ、映画に集中しなきゃねっ

ねっ。

映画も本当の最後。

あぁ、やっぱ涙止まんない。

こういうの見ると、好きな人のこと考えちゃって余計泣いちゃうことないかな？

はい、今それです。

なんかさっきさとみくんのことが好きだって気づいて、色々なことを思い出しちゃってｸﾞｽｯ

結構私さとみくんのこと好きかもね。

当の本人は画面を見つめていて、
とても綺麗な横顔で。

最後のシーンは感動をこえたキスシーン。

少し顔を赤らめながらみる。

そして映画がお終わって、

さとみくんと視線があった。

気がつくとさとみくんの顔との距離1cmほど。

素直に彼の唇を受け止める。

そのままソファーへ押し倒された。

さ｢ねぇ。ななかはさおうちにおいでって言われればこんなにすぐにひょいって家に上がって男の人と2人きりで過ごすことができるの？｣

彼の目はいつもと違う目だ。

私はさとみくんだから、さとみくんといると安心するから。

だから、

な｢さとみくんだからそうなんだよ。｣

さ｢えっ、それってどういu｣

思わず彼の服のえりを掴んで2度目のキスをした。

さ｢じゃあ、俺のものになってくれる？付き合ってください。｣