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偽笑い 02 ページ3

中に居た奴らは
油断しきっていたようで談笑等をしていた。


突然の襲撃者に驚き
パニックを起こしていて
自滅してしまいそうな勢いだ。


国木田と太宰は次々と敵を倒していく。


敦は奥の部屋への扉を開けようとしたのだが
鍵がかかっていて開かない。


ガチャガチャとドアノブを回すが
まるで無意味だった。


扉が解錠できず焦っている敦に
敵の1人が背後から
鉄パイプを降りおろそうとしている。


「敦君!!」


太宰が気付き叫ぶ。
2人と敦の距離は離れていた。

敦も反応が遅れてしまい
攻撃は愚か防御すら行う時間がない。


「しまっ」


敦は声を漏らし......





「た____」


そして右によろけて倒れていった。







待て__倒れる?
____何故だ?
_______何故よろけた?




敦の脳内では混乱が起きた。


それは太宰と国木田も同じだった。



救出するはずの少年が
敦を手で押したのだ。


これに驚いたのは敵も同様で
動揺と驚きの色が顔から滲み出ている。


だが勢いに逆らえず
鉄パイプは降り下ろされる。


「危ないっ」


そして時が止まったような静寂が訪れた。


少年は目線を軽く上げて
鉄パイプを降り下ろす男を捉えた。

次の瞬間____





男は床に倒れた。


誰もがその光景を
瞬時には理解できなかった。


少年は腰を落とし敵の足に
自らの足をひっかけて転ばせたのだ。

そして、後ろに倒れる男の手から
鉄パイプを滑らかな動きで抜き取り、
そのまま近くに放り投げた。


カンッ、という乾いた音が響き
皆が我に返った。


「随分と騒がしいですね」


そして気づいた。
その少年は笑っているのだ。



その笑顔はこの場に
相応しくないはずなのに




違和感をもつものはいなかった____

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細桜 - Cssって何?! (2020年4月21日 12時) (レス) id: 87eabdb106 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - 本当ですね。間違っていました。 ご指摘ありがとうございます! (2020年1月10日 19時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - ま、魔神ではなく、魔人では……?あ、更新頑張ってください!! (2020年1月7日 14時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - 少し変更しました。 (2019年9月23日 9時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - よろしくお願いします。 (2019年6月21日 21時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:反生命者 | 作成日時:2019年6月4日 22時

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