５話 ページ5
櫻井「この箱もらっていい？」
主「はい。もちろんです」
箱も大事そうにカバンにしまった櫻井さんに
生「よかったねー。翔くん！ 受付に預けられなくて〜」
なんてからかっている生田くん。
受付に預けられると何かマズイのかな？
なんて思っていると
生「あのね、受付の女の子達ね、みんな翔くんが・・・」
そう生田くんが言った所で
櫻井「うっせー！斗真」
櫻井さんが話をとめてそう言った。
それからは本社の色んな話や宣伝部の話、広報部の話など話題は尽きる事なく
お酒のペースもいつもよりすすみ、３人で飲みまくっていた。
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う〜ん。眩しい・・・朝？
そぉーっと目を開ける。
明るい左側をみるとカーテンの隙間から光が差し込んでいる。
って・・・ここどこ？
寝ぼけていた意識がしっかりしてきて慌てて周りを見渡す。
ふと右を向くと・・・！！
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そこには私の横ですやすやと眠る櫻井さんが…いた…
え？…何？…この状況…
落ち着け、私。
落ち着いて…
そぉーっと自分の姿を確認する。
・・・うそ・・・嘘でしょ？・・・
何も身に纏っていない自分に愕然とする。
その瞬間櫻井さんが寝返りを打ってこっちを向いた。
慌てて背中を向ける私。
だって櫻井さんも何も身につけてないっぽいんだもん。
何が起きたのかわからないままじっとしていると
急に後ろから腕が伸びてきて抱きしめられる。
主「きゃっ！」
そのままギューッと強く引き寄せられ耳元にチュッとキスをされる。
櫻井「…おはよ…」
主「…おはようございます…」
この状況が理解できないまま返事をすると
櫻井「昨日スッゲーよかったよ…」
耳元で櫻井さんがそう囁いてさらに
櫻井「…覚えてない…か？ 何度も求めてきた事…」
そう言って小さく笑った。
恥ずかしくてカァーッと一気に赤くなるのが自分でもわかる。
誰か…嘘だと言って…。
これは何かの間違いだと…
そう願う私をよそに櫻井さんは
櫻井「…Aってスッゲー積極的なんだね…驚いたわ…」
更に爆弾発言を続ける。
櫻井「…俺も久々に頑張ったわ…」
もう何も聞きたくない…そう思った…
櫻井「なんか飲む？」
そう言ってベッドを抜け出した櫻井さんが隣の部屋に出て行ったのを確認してから
慌てて起き上がり床に散らばっていた自分の下着や服を手繰り寄せ急いで身に着けた。
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作者名：笹栗
| 作成日時：2015年9月1日 20時
