【WT】五感を君たちに！【軍パロ】 (ページ12)

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第8話「ゲーム①」ページ12

できるだけこれ以上機嫌が悪くならないよう話し始める。(以下カッコの中にさらに[ ]があれば手話。)

『[突然前に出てきてしまい申し訳ございません。

このメイドは僕の専属メイドなのです。

ですので手を下すのでしたら、僕にお願い致します。]』

手話でそんな内容のことを言ってみる。

手話が珍しいのか少し驚いた顔をしていた。

Br「[君誰？]」

『[僕は A と申します。

無礼を承知で聞きますが何故56しているのですか？]』

Br「[56したいから…？

暇なんだよね〜なんか……皆今外出れないし…]」

『[なるほど……暇ならば僕と遊びませんか？

新人ですが、僕も時間はありまして]』

ぶるーくさんは僕のバッジを見てからにこりと微笑み

Br「[いいよ。鬼ごっこをやろう？

僕が鬼ね。時間は鐘が鳴るまで。]」

『[分かりました。

ちなみになんですが通信能力はお持ちですか？]』

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通信能力とは

生まれつき持つもので、脳内で対象の人とのみ会話出来るという能力。

1000人に1人しか持っていない希少な能力でもある。
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Br「[もってるよ。………もしかして君も？]」

『[はい持っています。

そちらで話してもいいですか？

手話だとキツイので]』

ぶるーくさんはわかりやすく、笑顔になり首をとれそうな勢いで縦に振っていた。

まぁ、通信能力なんてそうそう持っていないものだし話せるだけで嬉しいだろう。

とくに喋れないのならば(以下カッコが二重
になっていれば通信能力を使っています。)

『『聞こえますか？』』

Br「「!!聞こえる！聞こえるよ！僕の声は？！」」

『『聞こえます。すごく優しい声なのですね。』』

Br「「…！！じゃあ！始めよう！よぉいスタート！！」」

『『？！急ですね？！』』

余韻に浸る間もなく彼が合図を言うと、すぐさまこちらに向かってくる。

超怖い。

めっちゃ笑顔で来るもん。

やっぱり辞めておけば良かったなぁ………

と言っても流石にクリアせずにﾀﾋぬなんて最悪なので結構ガチで逃げる。

どこに逃げようかと走っていると少し昔のことを思い出した。