兄は恋愛対象に入りますか？[サンジ] (ページ17)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:50,398 hit

episode16 ページ17

.

ルフィ「追い払うって何だよサンジ！！」

サンジ「帰れ。他に意味なんかねェよ...！！なんの気まぐれか知らねェが、わざわざ迎えに来てくれた事はありがてェ。
_____だが、本当に俺を想うなら行動が逆じゃねェか？
貧乏でちっぽけなお前らといるより強大で金のあるビッグマム海賊団に属した方が俺は"幸せ"だ」

ルフィ「！！」

サンジ「お前が海賊王になれるかどうかも...疑わしいってのが本音だよ。
乗るなら勝ち馬を選ぶのが人情だ」

さっきから思ってもいないことを言うサンジ。

本当の心の内は言えないだろう...。

でも、麦わらのルフィや泥棒猫ナミも一緒に旅をしてきてサンジがそんなこと言うはずがないと思っている。

ナミ「冗談やめてよサンジ君！！何言ってんの！？さっきから！」

サンジ「...」ギロッ

サンジが睨みつけた。

...今すぐにでも逃がしてあげたいけど...。

ルフィ「じゃあ、ずっと俺を...ダマしてた事になる...！！」

サンジ「____ああそうだ！腹の中で見下してた
急な事で受け入れ難ェだろ。"体現"してやるよ構えろ！」

サンジが蹴る体勢に入り、構える。

サンジ「"悪魔風脚(ディアブルジャンプ)"！！！
ほほ肉(ジュー)シュート！！！」

ドッ、ゴォン！！！

麦わらのルフィはよろめき、ぶっ飛ばされるも何回も立ち上がった。

最後にサンジが麦わらのルフィの頭に踵を落とし、倒れた。

サンジ「出せ」

『...』

ルフィ「待てサンジィーーーッ！！！」

さっき倒れたはずのルフィが起きあがって、サンジに向かって叫んだ。

ルフィ「何が下級海賊だ！言いたくもねェ言葉並べやがって！ウソつくんじゃねェよ！！こんなもんで俺を追い払えると思ってんのか！？ふざけんな！！

俺の事、蹴るだけ蹴っても！！！

痛ェのはお前だろ！！！」

『！！』

前の席にいたサンジが泣いていて髪がぐしゃぐしゃになっていた。

レイジュ「...止める？サンジ」

サンジ「進め」

ルフィ「旅はまだ途中だぞ！！」

サンジ「！！」

ルフィ「俺はここで待ってるからな！！お前が戻ってこねェなら俺はここで餓死してやる！！
お前は俺の船のコックだから！！俺はお前の作ったメシしか食わねェ！！
腹が減っても！槍が降っても！ここを動かずお前を待ってる！！必ず戻ってこい！！サンジ___俺はお前がいねェと

俺は海賊王になれねェ！！！」

.