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強引に話を戻したAに
敦は、あ…ええっとと、考える
そして敦はAの手袋に目を止める
敦「もしかして、その手袋と何か関係が…？」
『無いって訳ではないですが、ヒントとして取りましょうか？』
と、Aは自分の手袋を指す
敦にお願いしますと云われ
両手の手袋を外す
その手には幾つもの切り傷や火傷跡があり
指の皮は少し厚くなっていた
敦は其の手をマジマジ見詰める
そして暫く考える
敦「…此れだけ切り傷とか有るってことは
刃物をを遣う職業だよなあ…
火傷跡とかもあるし、火も使う……
うーん…あ！若しかして、料理人さん？」
其の言葉にAは正解です！凄いですね！と返す
敦は嬉しそうに照れている
Aは手袋を着けなおす
其の姿を敦はじっと見る
太宰「じゃあ私は？」
敦は其の言葉にハッとなり
太宰の方を見て、太宰さん？と呟く
太宰「そう、私…」
敦は太宰をじっと見て考える
が、全く思い浮かばないようだ
Aは皆から意識を外し
外をボーっと眺めた
暫くして敦から名前を呼ばれ敦の方を見る
如何やら、自分の云った職業が悉く外れ
Aに助けを求めているようだった
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作者名：月夜のジョバンニ | 作成日時：2021年12月6日 0時
