検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:19,252 hit

85 ページ39

国木田「小僧、此処の片付けは良いから
  乱歩さんのお供をしろ
  現場は列車で直ぐだ」

敦「僕が探偵助手ですか?
  そんな責任重大な…」

敦は国木田の言葉に慌てる
だが、其の言葉に答えたのは乱歩だった
国木田は何とも云えない顔をした

乱歩「真坂、二流探偵じゃあるまいし
  助手なんていらないよ」
敦「じゃあ僕は何を?」

乱歩「ほら僕


  列車の乗り方判んないから」

乱歩「そうだ、国木田君…Aも連れてっていい?」
国木田「ええ、問題ないですよ」
『ありゃ?私も行くのですか?』

Aにとっては願ったり叶ったりだが
何故なのだろうという疑問が浮かんだ

乱歩「Aは僕程ではないが他の皆よりは
  推理力があると思ってね、ほら行くよ!」

そう云って乱歩は手を伸ばしてきた
Aは釣られて手を出すと
恋人繋ぎをして歩き出した

暫くAの脳内はパニックになり
少し顔を赤くした
其の反応に乱歩は上機嫌に探偵社から出た
其の後を敦は慌てて付いて行く

其の光景を探偵社の皆は羨ましそうに見ていたのを
パニック状態のAは気付くは筈もなかった

86→←84



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月夜のジョバンニ | 作成日時:2021年12月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。