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敦「心配いりません」

其の言葉に国木田はん?と声を出す

敦「もう最悪の状況にはなりませんから…
  此の探偵社は安全です」

国木田のはあ?と声を出し
眉間に皺を寄せる
敦は其の儘歩いていく
国木田は慌てて声を上げる

国木田「おおい!こら!手伝え小僧!
  こんな時に何処へ行く!」

が、其の儘振り返らずに敦は歩いて行った
国木田は如何いう事だという顔で隣にいるAを見る
Aは分かりませんという顔で困ったように返した

事務所内で書類整理等をしていると
扉の向こうから複数人の足音が微かに聞こえた
その後間も無く探偵社の扉が吹き飛ばされた
書類整理の時に帰ってきた宮沢は、はあう!と驚く
その他のA、与謝野、国木田、乱歩は扉の方を見た

国木田「貴様たちは?」
「失礼、探偵社なのに事前予約を忘れていたな
 其れから叩敲も」

真ん中のモノクルを付けた男”広津”がそう答える

国木田「ポートマフィアの”黒蜥蜴”!」
広津「ま、大目に見てくれ、用事は直ぐに済む」

そう云って広津は合図を送った
Aは撃たれる前に異能力を発動する

『異能力【終焉が来る前に】、ノーゲーム・ノーライフ、【典開(レーゼン)】”偽典・羅生門(ラショウモンポリクフェン)”』

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作者名:月夜のジョバンニ | 作成日時:2021年12月6日 0時

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