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谷崎「ええっとォ…調査のご依頼と伺っていますが
  一体どのようなご用件でしょうか?」
太宰「美しい」

太宰は一瞬で依頼人の女性の手を取る

太宰「睡蓮の花の如き儚く…
  そして可憐なお嬢さんだ…
  如何か私と心中してくr」

其の瞬間、国木田の拳が太宰の顔面にクリーンヒットした
太宰は其の儘後ろに転げた

依頼人の方はえ?と、この状況に困惑を通り越し
思考停止した
其の場で話を聞いていた敦、ナオミ、Aは
依頼人の方と一緒に太宰が転がって行った方を覗く

国木田「あー、お騒がせしました
  気になさらずに、今のは忘れて
  続けてください」

そう云って国木田は資料室に
太宰を引きずり乍ら入って行った
資料室のドアが閉まり
中からは太宰がシバかれる音が聞こえる
きっと幻聴だろう

依頼人「其れで以来のお話なのですが」
そう云って何事もなかったように話し始める依頼人に
残された四人は凄い、普通に話し始めた…と思った

A(いやまあ、髪を下ろしてる姿は滅茶滅茶美しいですが
  此れを生で見ると、凄い光景ですね
  あと太宰さん、先刻どさくさに紛れて盗聴器、衣嚢に入れましたね)

依頼人「実は我社のビルヂングの裏手に
  最近善からぬ輩が屯しているようなのです」
谷崎「善からぬ輩とは?」
谷崎の声は少し震えていた
其れは輩にではなく
本当に気にせず始めた彼女に対してだろう

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作者名:月夜のジョバンニ | 作成日時:2021年12月6日 0時

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