【名探偵コナン】…秘密…8【降谷零】

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(ここがVIPルーム…)



灰原はAと通された重厚な造りの部屋を
まじまじと眺めていた



目の前にはティーカップが並べられている




「A！来てくれてありがとう！」



金髪の髪をなびかせて
綺麗な女性が部屋と入って来た



『フサエさん！』



Aは席を立ち
名前を呼んだ女性に飛び切りの笑顔を見せた




『ご無沙汰しています

こちらにいらっしゃるとは知らず
連絡も無しにすみません…！


今日は限定品のバッグを見に
ここにいる灰原 哀ちゃんと
２人で来ました』



自分の名前を出されて灰原は頭を下げた




「あら、可愛らしいお客様で
とても嬉しいわ！
木之下 フサエ です」



丁寧に挨拶をしてくれて
灰原は彼女に好感が持てた




それからは忙しいだろうに
フサエは２人と楽しそうに談笑し
初恋の話も聞かせてくれた




「ごめんね…、そろそろ戻らないと

これ、良かったら…」




そう言って金色のブレスレットを
２人に手渡す




『フサエさん…、これ…』



「何年か前にデザインしたもので
今はもう製作してないの…

私とお友達の印に
貰ってくれないかしら…」



Aも灰原も嬉しそうに


「「ありがとうございます」」



そう言って早速身につけた



「じゃあ、またね…」



フサエは手を振って笑顔で
VIPルームを出て行ったのだった






ブランドの品を手にするのは
なかなか困難なため灰原は上機嫌だった

しかも憧れのデザイナー自らの手で
渡してくれたのだ
気分が上がらない訳がない


『良かったね』


Aが微笑むと
灰原も嬉しそうに笑ったのだった








(出てきた…)


ベルモットは限定バッグを
しっかりとゲットした後
店内を見ながら、Aたちを待っていた


とても嬉しそうに笑うAを見ると
昔に戻ったようで心が温かくなる



(ジン…、貴方には悪いけど
やっぱりAは渡せないわね…)



ベルモットは笑顔のAを見てから
店を出ると颯爽とバイクに跨り
ホテルへと向かう




(このままだと拉致があかないし…
そろそろ動かないといけないわね…)






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こんにちは、作者の i です
いつもご覧頂き光栄です

明日はスケジュールが詰まっていますので
申し訳ありませんが、更新をお休みします

明後日からは更新致しますので
今後もよろしくお願いします

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