【名探偵コナン】…秘密…8【降谷零】

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「俺のダチには出来る奴が揃っててね
いつも５人で連んでるんだけど
１、２、３は大体いつも同じ奴で…」



『研二さんは？』




「ん、俺？俺は松田と４、５争い」



『それでも充分凄いよ！』



「ありがと！

けど彼奴は本当に凄かったよなー


見た目は老け顔だけど面倒見の良い
伊達ってのがいつも２番で爪楊枝を
よく咥えているの


諸伏って奴が３番
１番周りを見て動くタイプでね
で、１番の奴と幼馴染みらしいんだが


この１番の奴…
あっ、名前が降谷 零っていうんだけど
こいつがやばいのなんのって…

名前がレイなんて女みたいなのに
力はゴリラ並みだし
勉強も料理も何でも出来るんだよ

しかも顔がいいからモテる！
ハーフなんだと！


まぁ、松田もモテるけどな…
降谷には敵わないかな…」




『研二さんもモテるでしょう？』




「悔しいとけど、あの２人には
敵わないかなー」





『個性的な５人組みだね…

研二さんが長髪で
伊達さんが老け顔で爪楊枝咥えてて
松田さんはサングラスかけてるんでしょ
降谷さんがハーフって…

想像しただけで目立つし
警察官ぽくないね…』



「…だな！」



『諸伏さんは？
トレードマークみたいなのなかったの？』



「彼奴は普通っぽいのが
トレードマークかなー」







昔の記憶が走馬灯の様にAの頭を
駆け巡った









「萩原から僕の話を聞いたことが
あったんですか…」



Aは降谷の声で我に帰る




『はい…何度か…

だけど、まさか研二さんのご友人とは
思いもしませんでした…』




「それは、僕も同じです

萩原と同じ人を好きになるなんて
思ってもみなかった

ただ、僕と同じように
僕の友人たちを今も思っている人が
いてくれることが純粋に嬉しかった」




降谷は何処か寂しげな表情だが
優しく微笑んでいた





(研二さんも松田さんも…)




本当は５人のうちこの世に残っているのは
降谷だけなのだが…


Aは居ても立っても居られなくなって
椅子から立ち上がると
降谷の後ろへ回り込み
…そのまま抱きしめた

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