【名探偵コナン】…秘密…5【降谷零】

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「「いただきます！」」



夜空を見上げながら
夜ご飯の時間が始まった


子供たちは嬉しそうに
カレーを頬張っている


カレーは夏野菜がいっぱいで
とても美味しい


(昴さんと一緒のときら
カレー率が高いな…)


そんなことを考えていると
コナンが隣にやって来た


「A姉ちゃん
事情聴取はいつ？」

『明日の午前中に行ってくるよ』


「一人で大丈夫？」

心配そうな顔でこちらを伺う


『大丈夫よ、ありがとう！』

にっこり笑えば
コナンも笑顔を向けてくれる



「あとさ…

最近A姉ちゃんの周りに
変な人とか変わった人いない？」


妙に真剣な目でこちらを覗き込む


(へ？何だろう…
面白い話でも聞きたいのかな)


そんなことを考えながら
頭の中で該当する人物を探り
無難な人の話をすることにした




『…、あと、うちの大学の教授は………、』





さっきから
A姉ちゃんに探りを入れているが
ジンの話は出て来ない…


(鈴木家のメイドにゼミの後輩、
大学の教授…

A姉ちゃんの周りも
キャラ濃いな…)


そんなことを思っていたら
A姉ちゃんが



『最近知り合った男の人も
変わってるんだよね…

いつも黒い服で銀髪なの…』



(……！！ 来た！)


心の中でガッツポーズをする



「それって、前にA姉ちゃんに
話しかけて来たって人なんじゃない？」


するとAは驚いた顔で


『そうなの！よく覚えているねー！

今日の朝なんか雨で困ってたら
車で大学に送ってくれたの！』


(ジンの車に乗った…⁈)


「A姉ちゃん
その人に何もされなかったの？」


想像していた以上の答えが返って来て
怒鳴るような勢いで問いかける


Aはびっくりして
困った顔を見せたが


『大丈夫だよ…心配してくれたんだよね？
ありがとう…』


そう言ってコナンの頭を撫でる


(A姉ちゃんの様子からして
本当に何もなかったようだが…

野郎、俺が思っていた以上に
A姉ちゃんに近づいていやがる…)



コナンは険しい表情のまま
昴の方を向いて、視線を合わせると
ゆっくり頷いた

そして昴は少し目を開いたのだった

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