キスにハマった赤井さん【赤井 秀一】

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「このまま抱くのは簡単だが
それじゃあ意味がないからな…

俺たちが話をしている間は
この部屋にいろ

今日は外出しないでくれ」








赤井の言葉にAは
不思議そうな顔を見せたが
縦に首を振った








『わかった

その代わり、今日の晩御飯
赤井のハンバーグがいいな…』







Aはニコッと笑って見せる







(やっぱりわかってないか…)









赤井が嫉妬したことも
キスマークを付けた意味も
Aには伝わっていないようだ









赤井は小さくため息をついて








「わかった、ハンバーグにするから
とりあえず言う通りにしてくれ」








赤井はそう言ってベッドから降りた



早くAから離れないと
抱かないと言ったくせに
手を出してしまいそうなのだ









『了解！』








Aは敬礼をして
赤井が部屋から出るのを見送る









パタン…









赤井はAの部屋の前で
もう一度ため息をつくと









(ジョディとキャメルには悪いが
コレをどうにかしないとな…)









乱れたAの姿に
赤井のモノが反応しない筈がない







赤井もキャメル同様
一旦、トイレへと向かったのである









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一方、ジョディとキャメルは…






「ちょっと、キャメル
遅かったじゃないの！」






１人で待たされていたジョディは
既にコーヒーを飲み終わっていた







「すっ、すみません！」







ガバッと頭を下げるキャメル








「彼女と本当にキスしたの？」








ジョディの言葉にキャメルは
真っ赤になった








「いえ、あの…
キ、キスですかっ⁈ 」








キスと言う単語に
自分の身体が反応してしまう




動揺しまくり過ぎて
まるでＦＢＩとは思えない









「何よー、その反応は
だいたい、モテなくても
キスくらいしたことあるでしょう？」









結構ヒドイことを言うもんだ









「えぇ、まぁ…」








キャメルは複雑な心境だ









「にしても、シュウは
キャメルを呼びに言ったんじゃないの？」








ジョディは待ちくたびれた様子で
ドアを見ている









「そろそろ赤井さんも来ますよ」








なんて、キャメルは言ったものの
先程の赤井の様子を思い出して








(嘘です、ジョディさん…
多分しばらくかかります)









と、心の中でジョディに謝罪をしたのである

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