キスにハマった赤井さん【赤井 秀一】

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チュッ、チュッ、チュ…、、、







ズクン、ズクン、ズクン…、、、









(あぁ…、私はどうすれば…ッ！)








未だ止めどなく降り続く
Aのキスに反応しまくるキャメル








早く力ずくで
Aを引き剥がせばいいものを
その快感に抗えなくなってきていた









と、そこへ…









ガチャ…









扉を開く音と足跡が聞こえた








足音が次第にこちらへ近づき








『きゃ…ッ』








短くAの声が聞こえたかと思えば









キャメルの唇からAが離れた







いや、離されたと言うべきか…









「あ…赤井しゃん…」









そう、赤井がAを抱き上げ
キャメルから引き離したのである









赤井はキャメルの状態を見て
ため息をつくと









「トイレは一階だ…」








と、言った









「す、すみませんッ！」









キャメルはパッと
その部分を手で隠すと
小走りで廊下へと飛び出した









キャメルが出て行ったドアを閉め
赤井は荒々しくAをベッドへと下ろした






『どうしたの…？』






驚いた表情で赤井を見つめるAに
赤井は馬乗りになった








そして、心穏やかではない赤井は
そのまま乱暴に口付けをした









『ん…っ！』









余裕のない
焦りを含んだキス


柔らかな唇に吸い付き
甘噛みを繰り返すと
僅かな隙間から舌を入れ込み
Aの舌を絡め取る








(何故、こんなにも俺を揺さぶる⁈ )









自分がキスをしているはずなのに
ドアを開けたときに見た
Aとキャメルがキスをしていた光景が
脳裏に焼き付いて離れない









(チッ…、何なんだ！)









これまでに付き合ってきた女たちは
赤井を追いかけてきた


赤井を求めて
女たちは赤井○○めり込んでいた






だが、Aは？






赤井が求めているのに
Aはいつもそれをすり抜けて
自分が好きなようにしている


寧ろ、赤井がAを追っている







それがもどかしくて仕方がないのだ









息が苦しそうにするAが
赤井から逃げようとするが
そんなことは出来ない








『んん…、ん…ッ！』








ジワァ…、、、






苦しいのにAの下着は
明らかにキャメルの時よりも
湿り気を帯びていて…




この赤井の激しいキスを
悦んでいるようだ









次第に涙が溜まる瞳に
赤井はようやく唇を離したのだった

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