検索窓
今日:30 hit、昨日:4 hit、合計:44,598 hit

追憶8話 ページ46

ねぇ、兄さんは止めるかもしれないけど
少しくらいいいよね??

ダンッ

泉、嵐、凛、「「「!?」」」

『ねぇ、あんた達全然兄さんの事分かってないね。何が大事??仲間??好きだから??
兄さんの事分かってないのによく言えたね』

泉「はぁ!?そんな事あんたに言われる筋合い無いでしょ!?」

『いいや、ある!僕は兄さんの弟だ!!兄さんがココ最近前みたいに笑ってくれない!!眼はずっと虚ろ!!そうした原因があたかも自分に無いみたいに言えたね!!
あんた達は兄さんの事何も分かってない!!』

そう、何も

凛「……(あの子、聞いてた話ではもっと大人しかったし嫌われてるからっていっちゃんは言ってたのに)」

『兄さんはね!!元々弱かった、泣き虫だった!なのに自分の居場所を作る為に無理して笑ってバカになった、本当は誰よりも傷つきやすかったのに!!』

泉「で、なんでそれが俺らのせいなのぉ!?」

『分かんない!?兄さんは元々諸刃の剣だったんだよ!!それを頼って頼って最終的には酷使し過ぎて粉々になった!!
あんた達は兄さんに頼りすぎたんだよ!!』

嵐「……闇夜さん……」

もう嫌だ、自分が嫌だ。
何一つ悪くない人達なのに傷付けちゃった
落ち着こう

『……ごめんなさい。すいません。頭冷やしてきます』

泉「……ふん」

よし、屋上に行こう。
あそこなら誰も居ない
ーーーーーーーーーー
ギィ……
風が気持ちいいな
さっきは言い過ぎたかな、でも本当の事だし

……兄さんが壊れたのはあの人達だけのせいじゃない
僕が気付けなかったから
そうだよね
あ、やべちょっと涙出て来た

ギィ……
!?誰か入ってきた!?

凛「……ねぇ」

『何ですか、というかさっきはすみませんでした。』

凛「いや、いいよ。君は正しかったと思うから」

『ありがとうございます。』

凛「……で、何で泣いてんの??」

うげっ、痛い所付かれた

『僕、やっぱり兄さんのために何にも出来てなかったなって思って。それに僕は傍観する事しか出来なかった』

凛「ふぅん……でもいっちゃんの為にあんだけ感情的になれたの凄いと思う。」

『そう……ですかね?あ、もう時間だ。すいません帰ります。ありがとうございました』

凛「いいや、全然」
ーーーーーーーーー
ふぅ…帰ってきた〜
今日は色々と濃かったな。内容

『ただいま』

伊「碧月!!」

『兄さん!!え!?大丈夫なの!?』

伊「碧月、ダメじゃん!!皆悪くないのに!!」

『あぁ、カメラ忘れてた…見てたんだね』

伊「うん、でも嬉しかった。ありがとう」

追憶9話→←追憶7話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
99人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

繰珻 - レオと伊月くんがエピソードが見たいです!頑張ってください! (2020年4月29日 9時) (レス) id: 3366311314 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 頑張ってください!応援してます! (2020年4月27日 19時) (レス) id: 7ed915445f (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 泉さんと伊月くんのエピソードを書いて欲しいです! (2020年4月16日 17時) (レス) id: 7ed915445f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠月 夜斗 | 作成日時:2020年4月7日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。