追憶8話 ページ46
ねぇ、兄さんは止めるかもしれないけど
少しくらいいいよね??
ダンッ
泉、嵐、凛、「「「!?」」」
『ねぇ、あんた達全然兄さんの事分かってないね。何が大事??仲間??好きだから??
兄さんの事分かってないのによく言えたね』
泉「はぁ!?そんな事あんたに言われる筋合い無いでしょ!?」
『いいや、ある!僕は兄さんの弟だ!!兄さんがココ最近前みたいに笑ってくれない!!眼はずっと虚ろ!!そうした原因があたかも自分に無いみたいに言えたね!!
あんた達は兄さんの事何も分かってない!!』
そう、何も
凛「……(あの子、聞いてた話ではもっと大人しかったし嫌われてるからっていっちゃんは言ってたのに)」
『兄さんはね!!元々弱かった、泣き虫だった!なのに自分の居場所を作る為に無理して笑ってバカになった、本当は誰よりも傷つきやすかったのに!!』
泉「で、なんでそれが俺らのせいなのぉ!?」
『分かんない!?兄さんは元々諸刃の剣だったんだよ!!それを頼って頼って最終的には酷使し過ぎて粉々になった!!
あんた達は兄さんに頼りすぎたんだよ!!』
嵐「……闇夜さん……」
もう嫌だ、自分が嫌だ。
何一つ悪くない人達なのに傷付けちゃった
落ち着こう
『……ごめんなさい。すいません。頭冷やしてきます』
泉「……ふん」
よし、屋上に行こう。
あそこなら誰も居ない
ーーーーーーーーーー
ギィ……
風が気持ちいいな
さっきは言い過ぎたかな、でも本当の事だし
……兄さんが壊れたのはあの人達だけのせいじゃない
僕が気付けなかったから
そうだよね
あ、やべちょっと涙出て来た
ギィ……
!?誰か入ってきた!?
凛「……ねぇ」
『何ですか、というかさっきはすみませんでした。』
凛「いや、いいよ。君は正しかったと思うから」
『ありがとうございます。』
凛「……で、何で泣いてんの??」
うげっ、痛い所付かれた
『僕、やっぱり兄さんのために何にも出来てなかったなって思って。それに僕は傍観する事しか出来なかった』
凛「ふぅん……でもいっちゃんの為にあんだけ感情的になれたの凄いと思う。」
『そう……ですかね?あ、もう時間だ。すいません帰ります。ありがとうございました』
凛「いいや、全然」
ーーーーーーーーー
ふぅ…帰ってきた〜
今日は色々と濃かったな。内容
『ただいま』
伊「碧月!!」
『兄さん!!え!?大丈夫なの!?』
伊「碧月、ダメじゃん!!皆悪くないのに!!」
『あぁ、カメラ忘れてた…見てたんだね』
伊「うん、でも嬉しかった。ありがとう」
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繰珻 - レオと伊月くんがエピソードが見たいです!頑張ってください! (2020年4月29日 9時) (レス) id: 3366311314 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 頑張ってください!応援してます! (2020年4月27日 19時) (レス) id: 7ed915445f (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 泉さんと伊月くんのエピソードを書いて欲しいです! (2020年4月16日 17時) (レス) id: 7ed915445f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠月 夜斗 | 作成日時:2020年4月7日 18時