『幼少期お嬢様伝説ー跳ね馬編ー』 ページ25
Aはガナッシュに抱っこをされ、まるで野生の猫のようにフー、フー、と牙を剥き出しジタバタと暴れながら威嚇をする
が、たかが7歳児の身体
それに、Aは普通の7歳児の身体より小さい
体格の良いガナッシュ相手では暴れても意味がない
コヨーテ ｢嬢ちゃんも馬鹿だなァ、敵が行ったかどうかは足音をよく聞いて確認しねェと｣
ゲラゲラ笑いながら、暴れるAを宥めようと頭を撫でる為手を伸ばした
その時ーーー
貴方 ｢あむ゛ッッ！！｣
ガブリッッ
コヨーテ ｢う゛ッッ！！？｣
ガナッシュ ｢どうしたッ！！？｣
ガナッシュがそのコヨーテの声に驚き、二人に目を向けるとAがコヨーテの伸ばした手をガジガジと肉食動物のように噛んでいた
ガナッシュ ｢コヨーテッ...！！｣
と、ガナッシュがAを引き剥がそうと腕を緩めた途端
貴方 ｢スキありっ！｣
ガナッシュ ｢ッ、しまった...ッ！！｣
緩まった腕からスルリと抜け出し、長い廊下を全力疾走、そのまま逃亡。
ガナッシュとコヨーテは同時に叫んだ
｢｢あンの、糞ガキィィィィィィィ！！！！｣｣
・
・
・
いい年齢の大人2人が鬼の形相で、七歳の子供を追いかけ回す姿はまさに滑稽なものだろう。
Aは、度々廊下などを歩いている者などを器用にすり抜け逃亡。
体格の大きな2人は、態々｢すまない、退いてくれ｣と声をかけながら通りにくそうに通っている。
ハッ、ざまぁみろ。僕がそんな簡単に捕まるわけがないだろ...！
フフン、と得意げに鼻を鳴らせば突然真横からーー
｢また逃げてんのか。｣
貴方 ｢なっ.....！！？｣
声をかけられ、誰の声か確認しようとした途端ーー
ガッ
貴方 ｢うひゃあッ！！どぅわッッ｣
その人物に足を引っ掛けられ、顔面から地面に見事なスライディング
と、同時に
コヨーテ ｢もう逃げられねェぞ｣
猫の親が子を持ち上げるように掴み、上に摘まみ上げるコヨーテ
ジンジンとジワジワ熱を持ち痛む顔を抑え、Aは小さく｢くそぅ...｣と呟いた後、足を引っ掛けた人物に睨み怒鳴り上げる
貴方 ｢やりやがったなァッ！リボーン！！｣
ガルルル、と肉食動物が唸るように言う
その目の前にはニヤニヤと嫌な笑いをしながら立つ、ボルサリーノの赤ん坊が居た
リボーン ｢鼻が赤くなってんな。大丈夫か？｣
貴方 ｢お前がやったんだ！！それでもイタリア男児か...。｣
『幼少期お嬢様伝説ー跳ね馬編ー』→←『幼少期お嬢様伝説ー跳ね馬編ー』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 114人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サルモネラ菌(プロフ) - 桜さん» 同じ銀髪だし、もう親子でいいんじゃない！！？生き別れた親子！！！すると、鮫に嫁が居る事に((跳ね馬との絡み大好きなので私も楽しみです...！！ (2016年8月29日 19時) (
レス) id: 64fd731075 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - スクはやっぱりママンだったっ！！もうあんたが親でいいじゃないかｗ 跳ね馬との話、楽しみです！ｗ (2016年8月29日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - 桜さん» ヴァリアーも夢主によって流行りに載った感じです！wwスクは上にも下にもとんでも野郎が居ますから、、、うちの大事なツッコミ役です() (2016年7月30日 7時) (レス) id: 64fd731075 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 色々ツッコミしたいぞ！ｗ こんなにもボスに笑わされる日が来るなんて……思ってなかったよｗｗ スクの肩を優しく叩いてあげたいｗ (2016年7月28日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - 桜さん» あとがきの通りプロットを無くしてしまい、急遽作ったオチがうけてありがたい！！ww友人が焼肉に行くと玉ねぎで帝国を作る話を聞きまして、ネタにしようと()たまに、あっ...(察し)となるような言葉をいれたりし、楽しんでいちただけて幸いです！！ (2016年7月23日 21時) (レス) id: 64fd731075 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サルモネラ菌 | 作成日時：2016年7月6日 16時
