『お嬢様と気まぐれラザニア』 ページ14
少し赤くなった、ぴりりと痛む頬を摩りながらAは｢反撃なんて狡いぞ...｣と悔し紛れにつぶやく
貴方 ｢......でも、｣
Aは急に静かに言葉を発した
貴方 ｢多分...いや、どうだろう...僕はボスが死んでしまったら...生きて入れないな...｣
｢縁起でもないけどな｣と笑い飛ばしながら言ったAの表情は少しだけ暗かった
こんな稼業だ。
いつ死ぬかなんて分からない
今日死ぬかもしれないし、明日かもしれない。
返す言葉が分からなかった。
Aが発する言葉はたまにとてつもなく重い
馬鹿のくせに俺を黙らせてんじゃねェよ......
XANXUSは短く息を吐いた
コイツの生きてきた道なんて全く知らねェ
コイツが何を思ってるかなんざ、俺には分からねェ
コイツが今何を望み、求めてるかも分からねェ
それでも、出会いは突然だった
初めは糞ガキ失せろ。なんて思っていたが、今じゃ俺はコイツ無しじゃある意味何も出来ないだろう
柄にも合ってねェが、コイツは俺にとって唯一無二だ
何処とは言わねェが、似てると思う
俺だって、テメェが居なくなるなんざ後免だ...
XANXUSは｢A...｣と名前を呼んだ
貴方 ｢...ん？｣
まだ、出会って年数も経っていない
それなのに、こんな事を言うのは可笑しいのだと分かっている
だが、今言わねェといつ言えるか分かんねェとも思う
XANXUSは言葉を噛むようにゆっくりと口を開いた
XANXUS ｢.........テメェと出会えて良かった。｣
今はこれしか言う言葉がなかった
お前のことなんて、まだ半分も知らねェだろう。
それでも、俺にこう思わせる
餓鬼のくせに、侮れねェモンだな...
AはXANXUSに顔は見せないものの、目を丸くしていた
動かす手が止まる
初めて言われた言葉に戸惑っているのだろう
さて、なんと返すだろうか。
返事を待っている時間はそう長くはなかった
貴方 ｢........うっ...、るさい、恥ずかしい事...急に言うな...バカ...ッ｣
本当にこういう時素直じゃねェなテメェは。
XANXUSは｢ふっ、｣と小さく笑うと
XANXUS ｢何、泣いてんだよ...｣
Aは下を向いているからか、Aの手に水溜りがほんの小さく出来ていた
言葉が途切れ、途切れだったのもそれだ
Aは言葉が途切れているまま、返した
貴方 ｢騙され、たなっ...馬鹿め...っ、たま、玉ねぎのせいだから...なっ、｣
お前ってやつは...
心底思った。
コイツを本気で拒否せずに引き取って良かったと。
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サルモネラ菌(プロフ) - 桜さん» 同じ銀髪だし、もう親子でいいんじゃない！！？生き別れた親子！！！すると、鮫に嫁が居る事に((跳ね馬との絡み大好きなので私も楽しみです...！！ (2016年8月29日 19時) (
レス) id: 64fd731075 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - スクはやっぱりママンだったっ！！もうあんたが親でいいじゃないかｗ 跳ね馬との話、楽しみです！ｗ (2016年8月29日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - 桜さん» ヴァリアーも夢主によって流行りに載った感じです！wwスクは上にも下にもとんでも野郎が居ますから、、、うちの大事なツッコミ役です() (2016年7月30日 7時) (レス) id: 64fd731075 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 色々ツッコミしたいぞ！ｗ こんなにもボスに笑わされる日が来るなんて……思ってなかったよｗｗ スクの肩を優しく叩いてあげたいｗ (2016年7月28日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - 桜さん» あとがきの通りプロットを無くしてしまい、急遽作ったオチがうけてありがたい！！ww友人が焼肉に行くと玉ねぎで帝国を作る話を聞きまして、ネタにしようと()たまに、あっ...(察し)となるような言葉をいれたりし、楽しんでいちただけて幸いです！！ (2016年7月23日 21時) (レス) id: 64fd731075 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サルモネラ菌 | 作成日時：2016年7月6日 16時
