第五十三話「アジト」 ページ11
9月3日。
「アジトへようこそ」
懸賞金目当てで幻影旅団を、
尾行していたゴンとキルアだったが。
途中で見つかって捕まってしまい、
幻影旅団のアジトへ連れて来られていた。
2人の心拍数は、今。
極限まで高まっていたのだった。
・・・・
アジトに連れて来られたゴンとキルアは、
フェイタンの姿が目に入った。
アイツは…Aと、
謎の関わりをもっている人物。
「なんだ？顔見知りでもいるのか？」
と、旅団を見つめていた2人に、
ノブナガが声をかけた。
「あーいやー。あっ！あの時の女！」
キルアは機転を利かせ、シズクを指差す。
「なんだシズクの知り合いか？」
「ううん。全然。」
シズクの否定に、キルアは、一瞬驚く。
すると、
「あぁ…思い出した腕相撲してた子供ね。」
と、先程ゴンとキルアが見ていた人物。
フェイタンが、そう言った。
「なんだっけ？それ」
「お前。一昨日あの子供と腕相撲して負けただろ。
フェイタンは勝ってたけどよ。」
「ウソだよ。いくら私でも子供には負けないよ。」
「いやその時お前…」
シズクとフランクリンが、
つきそうにない会話をし始める。
すると。その会話を聞いていた、
フィンクスが口を開く。
「フェイタン。お前も腕相撲したのか？」
「は？別にしたくて、した訳じゃないね。」
笑って聞いてくるフィンクスを、
フェイタンは睨む。
「じゃあなんでしたんだよ。」
「それはAが…」
フェイタンは、Aの名を口にした後、
「しまった」と言わんばかりに、口を閉じた。
フェイタンはAの存在を、
出来るだけ隠しておきたいのだろう。
自分達…蜘蛛との関わりを、
少しでも減らすために。
口を閉じたフェイタンを見て、
何となく理解したのかフィンクスも、
それ以上は何も聞いてこなかった。
「ほぉおめぇ。シズクとやって勝ったのか。
フェイタンには負けたみてぇだが。」
「うん。」
ノブナガの言葉に、ゴンがそう答えると。
「よし。俺と勝負だ。」
と、ノブナガは突然。自分の髪を束ねた。
そして、アジトに痛々しく激しい音が、
鳴り響いていくのだった。
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じゅな(プロフ) - ずっと待ってます！ゆっくりでもいいので更新してくださると嬉しいです！ (4月18日 17時) (
レス) id: 63d6ee7837 (このIDを非表示/違反報告)
あ3 - 更新楽しみにしてます､､､､めちゃ好きです (2022年11月1日 16時) (レス) id: b2be5c4b6e (このIDを非表示/違反報告)
キエラ(プロフ) - 久しぶりに見に来たら更新されてて泣きました(´；ω；｀)これからも更新楽しみにしてます...！ (2021年12月16日 20時) (レス) @page44 id: cdb417a741 (このIDを非表示/違反報告)
mikan(プロフ) - ナルアさん» ナルアさん…！本当にお久しぶりです！ずっと待たせてしまって本当にごめんなさい ; ; いつもコメントしてくださって本当に支えられています…！そう言っていただけて本当に嬉しいです！ずっと待ってくださっていて本当にありがとうございます！これから頑張ります！ (2021年10月19日 22時) (レス) id: 9f58bcb1e6 (このIDを非表示/違反報告)
mikan(プロフ) - 名無し76544号さん» 優しいお言葉に本当に心が暖かくなって小説も書こうって思わせていただけます！本当にありがとうございます！少しでも幸せが訪れますようにっ！最近寒くなってきましたので、お体に気をつけてくださいね！更新頑張っていきますね！ (2021年10月19日 22時) (レス) id: 9f58bcb1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikan | 作成日時：2020年10月4日 13時
