False Love 1 -F.T-

テレビ局 ページ17

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買い物と言っても


日用品はまだ大丈夫だし


冷蔵庫もまだ寂しくはない感じで



暇潰しにメイクをして


特に買う予定もないのに

リニューアルしたショッピングモールに

行ってみることにした



地下鉄、分かりにくすぎ…


長く住んでてもいまいち分からない

早めの帰宅ラッシュの地下鉄に乗り込む




うわぁ…こんなの毎日なのかな〜


本数増やせば良いのに…



疲れきったサラリーマンが大半の中

子連れのお母さん

パート帰りのおばちゃんもいて



その人達の流れに押されるように

目的の駅で降りると


足早に歩く人々に合わせながら

ショッピングモールまで歩く




??｢あの！すみません！｣




突然呼ばれて振り返ると

そこには携帯電話と名簿を抱えた女性がいて


かなり切羽詰まった様子で近寄ってきた




??｢あの！バラエティーの番協なんですけど、

たくさんキャンセルが出ちゃって…

きれいな人連れてこいって上司からの連絡があって…

ちょっと時間遅くなるんですけど…

あの…来てくれませんか..？｣




...きれいな人？私が？からかってる？





A｢...あ、あ..ちょ...｣




??｢お願いします！

帰りのタクシー代は出しますんで…。｣




...何か必死でかわいそうかも..




A｢分かりました…｣




??｢ありがとうございます！

じゃあ、行きましょう｣




タクシーに乗せられて

女性が行き先にテレビ局を告げる




私、テレビに出るかもしれないんだ…








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