ぶつかった君は。莉犬side ページ3
入学式。
俺は、大遅刻しそうだった。
『やばい！？時間！？！？』
ﾀﾞｶﾀﾞｶﾀﾞｶﾀﾞｶ
走ったら結構早めに着いた。
そう胸を撫で下ろしたのもつかぬ間、
正門の前に誰かいたのである。
スラッと背の高い、桃色の髪のヒト。
ﾄﾞﾝｯ
…ブレーキかけんの間に合わなかった…
『いっ…たぁ〜〜』
謝んないと。
そう思って顔を上げると彼と目が合う。
『…………だっ…大丈夫！？』
二秒ほど、絶句してしまった。
めっちゃイケメン。
藍色の瞳に、高い鼻。
『俺がぶつかったせいでっ…』
そんなことを言ってる間にも
彼に目がいってしまう。
あっ、
名前、聞かないと。
すると、彼が先にすっと口を開く。
「ねえ、君、名前なんて言うの？」
俺とはまた違う、透き通った声。
『え、俺？赤木莉犬！』
ちょっと声が上ずっちゃった。
彼は爽やかに微笑んでくれる。
『じゃあ今日から友達だなっ！』
名前も名乗ったもんね。
「えっ、」
そういわれるとちょっとだけ。
何故か、胸が苦しくなる。
『つっ…だめだった？』
駄目って、いわないで。
何故かそんな感情だけが膨れ上がる。
「いーよ、じゃ今日から友達な」
そういって微笑む彼にまた胸が高鳴る。
って、
俺遅刻しそうなんじゃなかったっけ。
『うんっ、じゃ俺もういく…って！』
あぶねぇ。
聞いてないことあったじゃん。
『名前なんてゆーの？』
「あぁ、」
そういって何か考える素振りを見せる彼。
「桃井里巳、宜しく」
『ももいさとみくん、ねっ！』
絶対忘れないように、もう一度名前を呼ぶ。
すると、彼の顔がわずかに綻ぶ。
そんな一つ一つの表情に
ドキドキしてしまっている俺がいる。
『じゃ、俺、もういくねー！』
あぁ、どうしよう。
『またねっ、"さとみくん"！』
また笑い返してくれる彼。
好きに、なっちゃった。
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おもち - さとりーぬはやばいって... (2020年7月5日 14時) (
レス) id: 9a3941bb44 (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - わ！？10000hitも達成してる！？いつから！？…私はこれで達成した作品が2作品目になります！とても嬉しいです！読んでくださった皆様に、私は沢山の幸せを届けられましたか？そうであったら嬉しいです！！ (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - 今日久しぶりに覗きにきたら、お気に入り登録者様が60人もいらっしゃって…私の本当に初めの方に書いた、初心者な拙い作品に目を向けてくださった方がこんなにもいるなんて、嬉しくてたまりません。本当に本当に、ありがとうございます！！！ (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - いちごさん» むああ返信が遅れてしまった…すみません、ありがとうございます！お褒めの言葉を頂けて感謝感激です！これからもお互いさとりーぬ大好きでいましょうね！(え) (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
いちご - さとりーぬは尊い、、、。ｸﾞﾊｯ ﾁｰﾝ(-_-) (2019年9月13日 19時) (レス) id: 8d4d279a47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杠-ゆずりは- | 作成日時：2019年5月3日 0時
