満開君が咲く。さとみside ページ4
ぽーっとしていながらも
俺は混み合っているクラス表の前に行く。
「!?」
1組
一番 赤木莉犬
二十五番 桃井里巳
すると
『また会ったね!』
その満開の笑顔には見覚えがあった。
「赤木莉犬くん」
俺がそういうと彼はくふっ、と微笑む。
『莉犬でいいよん』
『あと、おんなじクラスだよね!』
はにかむ様に笑いながら言う彼。
「宜しくね?」
ちょっとこれからが心配だけど。
そんな俺の不安を降りきるように
『もっちろんだよ!』
彼は、また満開の笑顔を見せてくれた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
クラスに莉犬と一緒に行くと
異常なまでの歓声が沸き起こる。
「莉犬様だよ!尊いっ…!!!」
「さとみ様ぁあぁぁああぁぁ!!!」
何故か一部俺に向けられたものもある。
「うんっ、皆おはよー!!」
こういうのは慣れっこだ
とでも言うような顔でにっこり微笑む莉犬。
『お早う。』
真似して俺も笑ってみる。
「きゃあああああああ/////」
はぁ、と溜め息をついて
俺は席につく。
莉犬と席までは近くなかったな…
そう思って彼の横顔を見つめる。
すると
ぱっとこっちを振り向く彼
口パクで何か言っているけど分からん。
諦めたのか察したのか彼は
『が・ん・ば・ろ・う・ね』
若干大きめの声で笑って言う。
俺は自分の顔が火照っていくのが分かった。
あんな眩しい笑顔、
そりゃあ、ファンも出来るよなあ…
俺も虜になってしまったのだな。
そう考えたら、またあつくなってしまった。
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おもち - さとりーぬはやばいって... (2020年7月5日 14時) (レス) id: 9a3941bb44 (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - わ!?10000hitも達成してる!?いつから!?…私はこれで達成した作品が2作品目になります!とても嬉しいです!読んでくださった皆様に、私は沢山の幸せを届けられましたか?そうであったら嬉しいです!! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - 今日久しぶりに覗きにきたら、お気に入り登録者様が60人もいらっしゃって…私の本当に初めの方に書いた、初心者な拙い作品に目を向けてくださった方がこんなにもいるなんて、嬉しくてたまりません。本当に本当に、ありがとうございます!!! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - いちごさん» むああ返信が遅れてしまった…すみません、ありがとうございます!お褒めの言葉を頂けて感謝感激です!これからもお互いさとりーぬ大好きでいましょうね!(え) (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
いちご - さとりーぬは尊い、、、。グハッ チーン(-_-) (2019年9月13日 19時) (レス) id: 8d4d279a47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杠-ゆずりは- | 作成日時:2019年5月3日 0時