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太輔「とにかく、玉森の言動には注意しよう。
でも、直ぐに教えてくれてありがとうね」
いい子って頭撫でてくれる。
A「太ちゃんがいなくなるのが嫌だからだよ。だから、絶対に隠し通そうね」
太輔「でも、あんまり極端なことするなよ。突然研究室来ないとか。明日からもいつも通りな」
A「うん、約束。とりあえず先に帰ってるね。一緒に帰りたいけど、一応警戒しとく」
太輔「ああ、またあとでな」
一応沙織にもLINEで今日のこと報告しておく。
すぐに着信が来て色々聞かれたけど、沙織も私たちの周りを見張ってくれるって嬉しいこと言ってくれた。
その日の夜は、明日からどうなるかって不安が押し寄せてきて、太ちゃんのくっつき虫になって片時も離れないようにしてた。
次の日に家を出る時間が本当に嫌で、沙織に迎えに来て貰う始末。
太輔「ほら、大丈夫。教室には沙織ちゃんがいるし、HRには俺も行く。ちゃんとAのこと見てるから。」
朝から泣いて、太ちゃんの膝の上から離れられない私を説得してくれるけど、離れられない。
沙織「ほんと太ちゃん絡みだと赤ちゃんになるんだから」
太ちゃんが立ち上がって、膝から降ろされる。
その隙に沙織が手を引いて玄関まで連れてかれる。
沙織「行ってきますのチューは?泣いてたらしょっぱいよ?」
靴を履いて太ちゃんの方に振り返ると、優しくキスしてくれた。
太輔「またHRでな。行ってらっしゃい」
沙織に引っ張られながら、何とか家を出て登校した。
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作者名:Meri | 作成日時:2014年10月15日 16時