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玉森「えっ、じゃあ去年から付き合ってるの?」




A「そう。ちょうど1年くらい前だよ。
でも、玉ちゃんにバレてるってことは、他の人たちも気づいてるのかな?」





玉森「俺は転校してきてずっと見てたからね。」





A「もう、やめてよ」




さっきまでどうしたらいいか分からなかったけど、玉ちゃんの雰囲気でいつの間にか笑いあってる。





玉森「まぁ、俺は気持ち伝えたけど、これからもいつも通りでね。あっ、それか もっと俺のこと意識してね。」





A「うーん、変な風に意識しちゃうかもだけど頑張るね」





玉ちゃんとはそこでお別れして、その足で太ちゃんのとこに向かう。




だって、こんな大変なこと黙って家に帰っても何も手につかないもん。





ガラガラガラ





研究室のドア開けて、「太ちゃん、大変」って窓際に座ってる太ちゃんのとこ駆け込む。




1人になって冷静になると、変な焦りが出てきて心臓バクバクしちゃう。




太輔「慌ててどうしたの?」




A「た、玉ちゃんに、太ちゃんとのことバレてた」




太輔「は?玉森は何て?」




A「さっき告白されたの。それで太ちゃんとのこと言われて。でも、脅しとかじゃなくて付き合ってるの隠すの協力してくれるって」




太輔「なんだそれ、玉森は随分余裕なんだな」




眉間にシワがよって機嫌が悪くなる太ちゃん。




A「ごめん、はぐらかすの上手く出来ないと思って全部話しちゃった」




太輔「いいよ。びっくりしただろ?おいで」





椅子に座りながら手を広げてくれるから、そこに飛び込む。





A「誰にも言わないって言ってたけど、本当に大丈夫かな?」





太輔「それは、玉森を信じるしかないな。
A、告白ちゃんと断った?」




A「断ったと思う。というか、彼氏いるって伝えたけど、玉ちゃんは彼氏の正体知ってるから、隠すの協力してあげるって言われちゃって…」





よく考えたら、断る機会与えられてなかったのかな?





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作者名:Meri | 作成日時:2014年10月15日 16時

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