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太ちゃんのお誕生日も無事に終わって、季節は夏真っ只中に突入した。




そんなある日、




玉森「Aちゃんさ、今日の放課後ちょっといい?」




真剣な顔した玉ちゃんからのお誘い。




A「うん、用事ないから大丈夫だよ」





玉ちゃんとは教室で話すくらいしかないけど、なんだろ?





とりあえず沙織に今日は一緒に帰れないことを伝えて、玉ちゃんと一緒に教室を出る。





A「どこ行くの?」




管理棟の 人がほとんど通らないエリアまで連れてこられてる。玉ちゃんだから、不思議と怖さはない。




玉森「とりあえず、空き教室行っていい?」





薄暗い空き教室に入ると、蒸し蒸しとしていて汗ばんでくる。





「とりあえず座ろ」って、1つの机挟んで座る





玉森「こんなとこ連れてきてごめんね。でもここじゃないと話せないかなって」





人が居ないところで話さなきゃいけないことって何…?まさか…





玉森「俺、Aちゃんのことが好きなんだ」





A「えっ!」





まずは、太ちゃんのことがバレたとかじゃなくて良かった。でも、私のことが好き?これって告白?





玉森「出会った頃はボーっとしてて掴めない子って感じだったけど、仲良くなってAちゃんと話すうちにどんどん気になっちゃって。気付いてたら好きになってました。」





素直に思いを伝えてくれるのは嬉しいんだけど、





A「私、彼氏いるよ?」





玉森「分かってる。でも、気持ちだけは伝えたくて。それから、好きな子には幸せになってほしいから俺も協力してあげようと思って」





A「協力…?」





何その全部知ってる感じ。





玉森「俺、知ってるよ。彼氏、ガヤ先生でしょ?」






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作者名:Meri | 作成日時:2014年10月15日 16時

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