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学校に通い始めて数日。私にもやっと話せる友達ができた。




オーストラリア人のレベッカとエマ。




日本人ってことでアニメのこととか聞いてきたことがきっかけだった。そんなにアニメ詳しくはないんだけどね。




そこで驚くことを聞かされた。




エマ「今度のschool tripで日本案内して」




A「え?どういうこと?」




school tripって修学旅行のことだよね…?




エマ「私達の修学旅行の行き先が日本なの知らない?」




初めて知った。慣れない英語で聞き取れてなかったかも。




A「日本って東京?」




レベッカ「そう、東京!1週間滞在するの」




なんという展開。しかも、東京って。




外国人だらけの団体だから上手くカモフラージュできるかもだけど、色んな人に見られないか心配。




もしかしたら私、人の目が怖くなってるのかもしれない。




詳しい日程を聞いたら、修学旅行は2週間後の8月上旬。




エマ「たくさん日本案内してよ!」




参加を断ることもできるけど、エマとレベッカの熱量を見たら、参加せざるを得ないような状況だった。




修学旅行中の日本は夏休みの真っ只中。みんな出かけてるかもだから、日本に帰っても大丈夫かな?




困った時は、沙織だよね。




沙織『もしもーし。Aー、テスト詰みそう』




通話し始めると早速泣き言が。



早々にそんなこと言われても。でも、期末テストの時期か。




A「私とやってる範囲違うから教えられないかもよ?」




沙織「画像送ったから見て」




って数学のテキスト送られてきた。




A「ここはさー、……」




なんで今勉強教えてるんだっけ?いつの間にかビデオ通話に切り替わってるし。




沙織「あー、もういいや!数学捨てる!」




飽き性な沙織がテキストを閉じた。




沙織「で、何かあったの?」




A「あのね、私2週間後に日本に行かなきゃいけないみたい」




沙織「え?なんで?」




画面に近づいてきた沙織。




A「修学旅行があるんだって。東京に行くから多分近くまで行くと思う」




沙織「マジ?会おっ!いつ?」




沙織に日程伝えると、来る気満々で何したいかずっと話してる。




A「私、帰っても大丈夫かな?」




ずっと心の中で引っかかってたことを聞く。




沙織「大歓迎だよ!何も心配することないから大丈夫。」




沙織のその一言ですごく安心した。



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作者名:Meri | 作成日時:2014年10月15日 16時

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