続・私だけの先生 T.F #4

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5限は生物だから、太ちゃんが来るのを楽しみに待ってるんだけど、やっぱり一軍女子たちは予鈴が鳴っても教室の隅っこでワイワイしてる





太輔「はい、授業始めるぞー」





太ちゃんも教室に来て教壇に立つと、





パーンッ！





突然鳴ったクラッカーと、「太ちゃん先生お誕生日おめでとう」って声。





びっくりして音の方向見ると、さっきの一軍女子達がケーキ持って立ってた。





その子たちは机の間の通路通って、教卓にケーキを置いた





太輔「俺誕生日教えたっけ？」





｢前に教えてくれたよ。私たちで昨日調理室で作ったんだ｣





あー、確かにあのメンバーの中に調理部の子いるもんな





部活中にみんなで作ったのかな？





私もケーキ屋さんにケーキ注文してあるけど要らないじゃん。





手作りには勝てないし。





一軍女子たちのサプライズに太ちゃんは、目をぱちくりしながら驚いて、教室もお祝いモード





頬杖ついてそれを見守るけど、すっごい気分悪い





｢先生食べて｣ってケーキをスプーンで掬って食べさせようとしてる





私たちは何を見せつけられてるの？





太ちゃんは困惑しながら申し訳なさそうに目を合わせてきて、その子の手からスプーン奪って口に運んだ。





太輔｢ありがとう。美味いけど、こういうのは今回だけにしろよ。あとはみんなで食べて。はい、早く片付けて授業始めるぞ｣





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